神戸・南京町にランタン400個が点灯

2018.12.7 16:00

ライトアップされた神戸・南京町広場(6日・神戸市内)

(写真4枚)

神戸・南京町一帯を中国提灯(中国読みでランタン)で輝かせる『南京町ランターンフェア』が12月6日に開幕。初日のオープニングイベントでは、町全体に飾られた400個以上の提灯への点灯式も催され、多くの人が訪れた。

南京町は1868年に神戸港が開港した当時、日本での条約を結んでいなかった清国(現在の中国)人が居留地の西側に住み始めたのがきっかけで誕生した。同町は神戸港開港とともに150年を迎え、「南京町生誕150年記念事業」もあり、例年よりさらに盛り上がりを見せている。

「福龍文字」のパフォーマンスを披露した梅花書道家の陳展さん(6日・神戸市内)

イベントでは、梅花書道家・陳展(ちん・てん)さんによるパフォーマンスもおこなわれ、伝説の生き物「龍」と「福」の字を組み合わせた、陳さんオリジナルの福龍文字が紙の上に現れると、会場からは大きな拍手があがった。陳さんは、「龍は力強く、地上の水を操り、天空を支配する、とにかく縁起の良いもの。この絵のように南京町も繁栄してほしい」と祈願した。

その後の点灯式では、爆竹の合図で提灯に明るい光が灯された南京町。一斉に輝き出した神戸有数の繁華街は、さらに賑やかに盛り上がった。『南京町ランターンフェア』の期間は12月25日まで。

取材・文・写真/岡田由佳子

『南京町ランターンフェア』

期間:2018年12月6日(木)~25日(火)
時間:各日日没~22:00頃
場所:神戸市中央区元町通1-2、栄町通1-2 南京町広場

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