パンダと向き合う女性、中国で密着取材

2018.12.15 17:00

赤ちゃんパンダ7頭と暮らす激しくもかわいすぎる日々に、『情熱大陸』のカメラが密着

(写真3枚)

山岳地帯には今も野生のパンダが生息する中国四川省で、世界最先端の研究をおこなう「成都パンダ繁殖研究基地」。そこで働く阿部展子さんにMBS『情熱大陸』のカメラが密着した。

同施設では、パンダ200頭近くを保有し、その生態や繁殖について研究。海外6カ国へのパンダの貸し出しもおこなう。阿部さんは唯一の日本人飼育員として日夜パンダと向き合い続けている。

生後6カ月の赤ちゃんパンダは超かわいい。阿部さんがこれまでに飼育してきたパンダは80頭以上だという

幼いころから大のパンダ好きで、大学卒業後は多くのパンダ専門家を輩出する中国「四川農業大学」へ留学。大学に通いながら「成都パンダ繁殖研究基地」で修業を積み、2010年、上野動物園に「香香(シャンシャン)」の両親にあたる「リーリー」「シンシン」の2頭が来ると知ると即帰国。6年間、2頭を飼育した経歴も持つ筋金入りの「パンダ飼育員」だ。

その後再び中国へ渡り、現在成都の同基地でパンダの絶滅を防ぐために飼育下のパンダを野生に戻す「野生復帰プロジェクト」に参加するため、現在は生後6カ月の赤ちゃんパンダとその母親たちの面倒をみながら、さまざまな個体について学ぶ。

パンダにとって最良なのは、人間の手を借りず野生で生き抜く力を身につけることと考える阿部さんは「究極の理想は動物園からパンダがいなくなること」と語る。新潟で生まれ育ちパンダのぬいぐるみを持ち歩いた少女時代、パンダに近づきたくて中国語を勉強することを決意した高校時代。そして今パンダの故郷中国で、本気で「パンダの幸せ」を追求する。この模様は12月16日・夜11時15分から放送される。

MBS『情熱大陸』

放送:2018年12月16日(日)・23:15~23:45

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