おかけんた「アートの可能性さぐりたい」

2019.1.8 05:00

おかの才能に注目する百貨店の美術担当者が、芸人たちの作品の展示即売会を企画

(写真5枚)

芸人の「もうひとつの才能」に注目したMBSのドキュメンタリー番組『OFLIFE(オブライフ)』。8日の放送回では、アートプランナーとしても活躍する芸人・おかけんたが登場する。

10月に開催された「京都国際映画祭」のアート部門のプランニングを担当したおかけんた。会期中、京都の街を美術館に見立て、映画をはじめ、アート、パフォーマンス、工芸など幅広く展開し、特に今回のアート部門では全長12メートルに及ぶ巨大こけしが登場したのをはじめ、240名のアーティストが参加した。

アートプランナーとして、アーティストの選定から展示の設営までに関わる

おかは、1年かけてプランニング。アーティストを選び、展示の場所を探し、展示構成、設営、宣伝、すべてに関わってきた。展示場所を確認し、ディスプレイのアイデアを次々と提案し、ひらめきをその場で形になるよう指示する姿は、芸人とは全く違う別の顔だ。このアート部門のなかでもおかが面白いというのはアインシュタイン稲田の作品。有名なアーティストの手法を知らずに使っているという。これら作品群は、おかの取り組みに惚れ込んだ百貨店の美術担当者の目に留まり、異例の販売イベントも組まれることとなった。

アートに興味を持ったきっかけは30年前。東野幸治と一緒にセカンドハウスを借りていたが、東野が東京に進出。荷物がなくなり殺風景になった部屋に、抽象的な版画のポスターを飾ると、「周りが明るくなって、アートってこんなに部屋のイメージを変えるんだ」と感動した。当時を知る芸人仲間の木村祐一は「もともと音楽もやるし、おしゃれな人」と評する。自身で「指プロレス」の技を考えて写真にした作品は、現代美術家の嶋本昭三氏に「素晴らしい」と評されたこともある。が、「二足のわらじはアーティストに失礼」と、アートの面白さを伝える道を選んだ。多くの人にアートを体感し、面白いと思ってもらえるよう「アートの可能性をさぐっていきたい」と語るおかに密着。この模様は、1月8日・深夜1時59分から放送される。

MBS『OFLIFE』

放送:2019年1月8日(火)・深夜1:59〜2:30

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