渥美幸裕「小説をちょっとだけマンガに」

2019.1.9 16:00

右が渥美幸裕、左がDJの慶元まさ美(8日・α-STATIONスタジオ)

(写真1枚)

8日放送のFM京都・α-STATIONの番組『SUNNYSIDE BALCONY』(月〜木曜)に、ギタリストの渥美幸裕が登場。自身が提唱する「邦楽2.0」などについて語った。

ギターを通して、日本の伝統音楽の魅力を伝えようとする渥美幸裕。2012年から京都の日本家屋に制作拠点を置き、ジャパニーズギターという新ジャンルを打ち出した。この日の番組で渥美は、「箏(こと)のメロディにちょっとだけハーモニーをつけた」という『六段の調』をギターで披露。自然な音色でDJの慶元まさ美を驚かせた。

渥美はジャパニーズギターの魅力について、「小説をちょっとだけマンガに、みたいなつもりで、みなさんに親しみやすくなってくれたら」とアピール。渥美は箏に限らず、雅楽、長唄、人形浄瑠璃、三味線、声明など、家元を訪ねては「仕組みを教えてください」と打診したという。

渥美にとって、ベースはあくまで伝統音楽。ギターならではの色付けによって「もっと日常に邦楽の匂いがする音楽を」と発信しているプロジェクト『邦楽2.0』をスタートさせ、こうした伝統音楽の持つ魅力を伝えるライブ『邦楽2.0研究会』も定期的におこなっている。

ギターと伝統音楽の親和性は、実際に聞くのがイチバン。1月27日には京都市左京区の白沙村荘「存古楼(ぞんころう)」で、『邦楽2.0研究会「京都」vol.1』と題したライブがおこなわれ、箏や尺八といった奏者とのコラボを通じ、ジャパニーズギターの遊び方を提案するという。

α-STATION『SUNNYSIDE BALCONY』

渥美幸裕

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