大阪市立科学館プラネタリウム、春に刷新

2019.1.20 09:00

専用機インフィニウムΣ-OSAKAを導入予定。これまで正確に再現不可能だった月食などもリアルに楽しめるという(イメージ図)

(写真2枚)

「大阪市立科学館」(大阪市北区)が、プラネタリウムと展示場4階の一部リニューアルし、3月30日にオープン。14年ぶりの更新となるプラネタリウムの新投影機は、最新技術を駆使したものとなる。

大阪市制100周年事業として、平成元年(1989年)に誕生した同館。日本で物理、化学、天文教育などのトップクラスの専門スタッフが在籍し、子どもはもちろん大人まで魅了されるサイエンスショーでも有名だ。ただ、展示物などは設置から20年以上経っているものも多かったため、11月30日から休館して改装している。

今回の目玉となるプラネタリウムは、東京・有楽町に2018年12月にオープンした「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」や「スカイツリー」などを手掛ける「コニカミノルタプラネタリウム」に約3.2億円かけて依頼。最新型の投影機「インフィニウムΣ(シグマ)」を同館に合わせてカスタマイズした専用機だという。

展示も新しくなり、宇宙を観測する方法や、元素の周期表、気象関係の展示なども新しく(イメージ図)
展示も新しくなり、宇宙を観測する方法や、元素の周期表、気象関係の展示なども新しく(イメージ図)

本来の星の輝きや明るさや天体運動などをリアルに投影し、本物の空の動きを実現。また、同館で働く専門スタッフが、対面で解説できるようにリモコンも導入し、ライブ解説プラネタリウムの向上を目指す。それと同時に、通路などの安全を確保するために改修をおこなうという。

4階の展示物も一部リニューアルされ、参加型を意識。プロジェクションマッピング、ほかの惑星などでの体重が分かる展示などが登場予定。休館中は、リニューアル情報や最新の天文情報などは同館のSNSで配信している。

「大阪市立科学館」

2019年3月30日(土)リニューアルオープン
住所:大阪市北区中之島4-2-1
営業:9:30〜17:00(展示場の入場は〜16:30)
料金:プラネタリウム…大人600円、高校・大学生450円、3歳以上中学生以下300円
展示場…大人400円、高校・大学生300円、中学生以下無料
電話:06-6444-5656

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