吉田沙保里「悔しい!もう1回戦いたい」

2019.2.5 21:30

武井壮にメダルを見せる吉田沙保里

(写真3枚)

ブラマヨの小杉がMCをつとめる、スポーツバラエティ『戦え!スポーツ内閣』(MBS)の6日放送回に、先日引退を表明した元レスリング女王・吉田沙保里が出演する。

番組内では、レスリング五輪3連覇を達成し「霊長類最強女子」と讃えられた、33年間のレスリング人生のなかで、吉田の思い出に残る数々の試合を振りかえる。なかでも吉田は、敗戦を喫したリオ五輪での決勝戦をセレクト。当時の試合をVTRで振りかえりながら、アメリカのマルーリス選手の吉田のタックルに対する研究が万全だったと語った。第1ピリオド終了時点でポイントは1対0とリードしながらも、吉田はセコンドの栄和人さんにインターバルで「(マルーリス選手は)強いです」と伝えていたという。

前園真聖にタックルをかます吉田沙保里

試合での一進一退の攻防を事細かに解説するうちに、当時の記憶が蘇ってきたのか、吉田は突然「悔しい!もう1回戦いたい!」と叫んだ。「人生で一番成長できた試合は?」と訊かれ、この決勝戦を選んだ吉田。リオ五輪は「負けた人の気持ちがよく分かった大会」とし、「表彰台の2番めのところに立ったとき、『負けた人ってこういう気持ちだったんだな』と感じた」「(これまでの大会で)優勝したときは、相手の気持ちなど考えず自分のうれしい気持ちだけで終わっていた。リオでの経験は、レスリングと人生の幅を広げてくれたと思う」としみじみ語った。この模様は、2月6日・夜11時56分から放送される。

MBS『戦え!スポーツ内閣』

放送:2019年2月6日(水)・23:56〜深夜0:53

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