北条司がサプライズで登壇「30年ぶり」

2019.2.10 20:00

左から、こだま兼嗣総監督、冴羽獠役・神谷明、槇村香役・伊倉一恵、原作者・北条司(10日・大阪市内)

(写真2枚)

20年ぶりに復活した映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』。その公開記念の舞台挨拶が10日、大阪市内の映画館でおこなわれ、こだま兼嗣総監督、冴羽獠役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵にくわえ、原作者の北条司もサプライズで登壇した。

予想外の北条の登場に、どよめきが起こる客席。北条は、「大阪の友だちに会いにきたのですが、新大阪に着いたら拉致されました(笑)。大阪に来るのは30年ぶりくらい。(1990年公開に2本立てで公開された)『シティーハンター 百万ドルの陰謀』『シティーハンター ベイシティウォーズ』で、昔大阪にあった梅田コマ・ゴールドに、このメンバーで立ちました」と懐かしそうに振りかえった。

今作は、冴羽と香の関係のすれ違い、そして新宿の街におとずれる危機を描いたオリジナルストーリー。司会者から「20年ぶりということで、原作者として思い入れが深いのでは」と尋ねられると、「いえ、僕は単純に楽しんだだけ。楽でした。イチャモンをつければ良いだけですから(笑)」と、物語の内容に関してはこだま総監督たちに一任していたと語った。

ただ、作品の出来にはとても満足している様子で、「10歳と8歳の孫も1度観ているのですが、また観に行くと言っていました」と、孫たちの高評価に笑顔を見せた北条。続編を待ち望む声については、「ヒットくらいでは(続編の企画は)動かないけど、大ヒットしたら、やるよね! ね、そこの人!」と、最前列に座っていたプロデューサーを突いて会場を盛り上げた。同映画は現在公開中。

取材・写真/田辺ユウキ

映画『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』

2019年2月8日(金)公開
総監督:こだま兼嗣
出演(声):神谷明、伊倉一恵、飯豊まりえ、山寺宏一、ほか
配給:アニプレックス

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