奈良の映えるバー、増築はダークサイド

2019.2.15 17:00

新しくオープンしたダークサイドがコンセプトの「ミラールーム」

(写真4枚)

2015年にディアジオ社が主催する大会でバーテンダー世界チャンピオンに輝いた金子道人さんがオーナーを務める奈良の『Lamp Bar』(奈良県奈良市)。金子さんがこだわり抜いた「ストーリー性ある空間」が人気の同店に、新たなBARスペース「ミラールーム」が11日にオープンした。

同スペースのコンセプトは「ダークサイド」。鏡でできた扉には、アメリカ禁酒法時代のアイコン「キャリー・A・ネイション」が描かれ、その瞳を覗き込むとルーム内が見えるというこだわりの演出が施されている。

「アルコールによって戦争、マフィアの抗争など沢山の悲劇が起こる訳ですが、そういう歴史があった上で現在おいしいカクテルを飲める。そんなダークサイドへのリスペクトを表現しています」と金子さん。

壁のミラーとシャンデリアの輝きがクラシックで妖しい雰囲気を放ち、まさにマフィアの隠れ酒場といった圧倒的な世界観。この日訪れた同店のファンの男性は「カッコイイ。2階もあって、このクールな雰囲気が堪らない」と店内を写真におさめていた。

このほか、メイン、スピークイージールーム(隠し部屋)の計3スペースがある同店。店内はさまざまな時代のアンティークで装飾され、メインルームは錬金術からアルコールが生まれたというストーリーを、スピークイージールーム(隠し部屋)は、一見ドアがどこにあるか分からない小部屋で、アメリカ禁酒法時代に存在した表向きは散髪屋だが隠し部屋に入ると酒が飲めるという「スピークイージー」をイメージしている。

取材・文・写真/いずみゆか

「ランプ バー」

住所:奈良市角振町26 いせやビル104号
営業:17:00〜26:00(日曜は〜24:00)
電話:0742-24-2200

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