大阪市立科学館、プラネタリウムなど一新

2019.3.30 09:30

光学プラネタリウム投影機が導入され「すべての面でスペックが向上した」というプラネタリウム

(写真3枚)

「宇宙とエネルギー」をテーマに掲げる「大阪市立科学館」(大阪市北区)が、プラネタリウムや一部の展示物を一新し30日にリニューアルオープン。前日の29日、一部の関係者に向けて内部が公開された。

注目は、光学プラネタリウム投影機をリニューアルしたプラネタリウム。科学館の学芸員と光学メーカーが「全力で美しさを追求した」と言い、「インフィニウム∑(シグマ)‐OSAKA」と名付けられた。齋藤吉彦館長は、「ネーミングには、大阪市立博物館のスタッフの熱意が込められている」と話す。

ほかにも、「世界初となる超新星投影機や恒星の輝きを増すシステムをはじめ、フランス製のチェアや通路の広さなど、より快適な見やすさを目指した」と齋藤館長。「大阪・四ツ橋で電気科学館として誕生し、そこで日本初のプラネタリウムが登場した。それから50年後に科学館がオープンし、科学館としては珍しく来場者が増え続けている。来場者の科学的好奇心をさらに高めたい」と、その思いを伝えた。

プラネタリウムでは、星空の動きをリアルに再現したプログラムを上演。また、4階の展示スペースも約40点の展示品が一新された。プロジェクションマッピングを導入するなど、宇宙や元素のことを理解しやすい内容になっている。体験型の展示品も多く、5月12日まで展示される「長良隕石」も実際に触ることができる。プラネタリウムは大人600円ほか、展示場は大人400円ほか。

取材・文・写真/谷知之

「大阪市立科学館」

住所:大阪市北区中之島4-2-1
電話:06-6444-5656
営業:9:30~17:00・月曜休(休日の場合は翌日休)
料金:プラネタリウム/大人600円、高校・大学生450円、3歳以上中学生以下300円、展示場/大人400円、高校・大学生300円、3歳以上中学生以下無料

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