10カ月ぶり復活、有馬温泉・太閤の湯

2019.3.31 20:30

四季を感じられる露天風呂スペース。春は桜の人口植栽が楽しめる

(写真9枚)

日帰り温浴施設「有馬温泉 太閤の湯」(神戸市北区)が4月1日、改修工事を終えて約10カ月ぶりに営業を再開。都市型湯治を目指し、新たなサービスも導入する。

日本三大名湯の一つであり、環境省からも療養泉として高い評価を得る有馬温泉。同施設は日帰り需要に向けて2005年に「有馬ビューホテル」(現在:有馬きらり)内にオープンし、年間約40万人が来場するほど人気施設に成長。今回は、安土桃山時代をテーマとするコンセプトはそのまま、ホテルの耐震工事を機に「日通い温泉」を目指す。

アクティブシニア(就労健常人口)に加え、ディフェンシブシニア(非就労健常人口)とギャップシニア(介護予備人口)をターゲットとし、「三宮から30分、大阪・京都からも訪れることができるアクセスの良さ、抜群の泉質を活かし、療養泉入浴の習慣化を図るために会員制度を設けます」と、同ホテルの代表取締役・入谷泰正さんは説明する。

「太閤湯治倶楽部」と名付けたフリーパス制度を立ち上げ、年会費は平日限定41260円、全日112600円(共に税別・利用毎に入湯税75円別途)。健康改善を支援するために、血圧、心拍、運動量を計測できるリストバンド型のアクティブトラッカー(モニター希望者のみ)に貸与するほか、通う頻度でプレゼントを設けるなど、さまざまなサービスを展開予定だ。

オールデイダイニング「花じゅらく」では、すき焼き膳や各種御膳、一品メニューも豊富にそろう
オールデイダイニング「花じゅらく」では、すき焼き膳や各種御膳、一品メニューも豊富にそろう

さらに、施設での滞在価値を高めるために、これまで昼と夜のみ営業だったレストランを改装。オールデイダイニング「じゅらく」として終日営業し、日本酒を蔵出し価格で販売するのが目玉となる。「獺祭純米大吟醸を290円(120cc分・税別)とともに、ホテルの料理人が手掛ける酒肴をゆっくり楽しんでいただければと思います」と、意気込む。

また、露天風呂では季節感を感じられるように、今の季節ならば桜、今後は藤や紅葉など季節感を演出するディプレーを設けるとのこと。平日は大人2400円、土日祝は大人2600円、特定日(年始・GW・お盆)は大人2700円(以上税・入湯税別)詳細は公式サイトにて。

「有馬温泉 太閤の湯」

2019年4月1日(月)リニューアルオープン
住所:神戸市北区有馬町池の尻292-2
営業:10:00〜23:00(最終入館は22:00)
料金:平日…大人2400円、小学生1200円、3〜5歳400円、土日祝日…2600円、小学生1300円、3〜5歳500円、特定日(年始・GW・お盆)…2700円、小学生1300円、3〜5歳500円(以上税・入湯税別)
電話:078-904-2291

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