斎藤工が自画自賛「童貞役をなんの違和感もなく演じられた」

2019.4.8 19:00

主演『麻雀放浪記2020』の舞台挨拶に登壇した斎藤工(6日・大阪市内)

(写真1枚)

戦後日本の裏社会で賭け麻雀で生計を立てていた青年が、2020年の日本にタイムスリップする映画『麻雀放浪記2020』の舞台挨拶が6日、大阪市内でおこなわれ、主演の斎藤工と白石和彌監督が登壇した。

原作は阿佐田哲也の同名小説で、1984年には真田広之主演で映画化もされている。10年前から再映画化の構想を練っていたという斎藤は、2011年に映画『明日泣く』で阿佐田の半生を演じたこともあって、「(阿佐田の)奥さまの色川孝子さんから、『斎藤さん、やってみたら?』という雑談からはじまりました」と、その縁をきっかけに今回の企画がスタートしたことを明かした。

もともと斎藤自身、ハタチで童貞という主人公・坊や哲を演じるつもりもなく、メガホンをとった白石監督は「断ると思っていた」とのこと。だが、斎藤は「童貞役を何の違和感もなく演じることができました」と自画自賛。さらに、坊や哲をしのぐ個性派キャラクターが続々と出てくることから、「むしろ、哲が真っ当に見える。個性が渋滞していた。普通でいることが逆に目立ってしまうくらい。まるで妖怪大戦争」と話し、観客を笑わせた。

チャレンジングな役をつとめたが、今後挑戦したいことを尋ねられると、「普通にバイトがしてみたい」と、出演しているCMを引っ掛けて回答。「親友の柄本佑が数年前、役作りのためにバイトをしていると聞いて、この人はすごいと思ったことがある。あと、資格を取りたい。ボイラー技士2級とか。いつか(役に)生きるかもしれない」と資格取得の夢も語った斎藤。同映画は現在、公開中。

取材・写真/田辺ユウキ

映画『麻雀放浪記2020』

2019年4月5日(金)公開
監督:白石和彌
出演:斎藤工、もも、ベッキー、竹中直人、岡崎体育
配給:東映

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本