撤去の泉の広場、記念撮影に続々集まる

2019.4.9 09:00

フォトスポットで撮影する男女グループ(8日・大阪市内)

(写真3枚)

梅田の地下街「ホワイティうめだ」(大阪市北区)内の待ち合わせスポットとして半世紀以上愛されてきた「泉の広場」。2期エリアのリニューアルに伴い噴水の撤去が決定し、惜しむ人々が記念撮影をするために続々集まっている。

1970年に誕生した「泉の広場」。複数の駅が乗り入れる梅田の地下街は「梅田ダンジョン」と呼ばれるほど複雑で、そのなかでも神秘的な噴水が印象的な「泉の広場」は迷える人々を救ってきたことから、ゲームになぞらえて「梅田ダンジョンのセーブポイント」という異名で親しまれてきた。

今回の撤去にともない、同地下街では2018年の11月から「泉の広場で最後にしたいこと」を募集。「チョコフォンデュ」「足湯」「ボートレース」など1200件以上のリクエストのなかから、やはり多くの声が寄せられた「セーブポイント」を最後に実現することが決定。5日から、噴水にブルーの照明を投影しRPG風のフォトフレームが設置されているが、SNSでは「泉の広場が(セーブポイントと)自分から言い出した」「最後の最後に開き直ってる」などさっそく話題に。

撮影していた大阪在住の男性は、「学生時代、よく迷い込んでたので思い出深い」と最後の記念として訪れ、70代の女性は「よく待ち合わせに使ってたので寂しいですね。阪急三番街のもなくなったし、噴水がどんどん無くなるね」と、撤去を惜しんでいた。セーブポイントのフォトスポットは14日までの設置で、5月6日までさまざまな企画が開催される。

『さよなら泉の広場イベント』

期間:2019年4月5日(金)〜5月6日(祝・月)

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