雨の京都で蚤の市誕生、古道具ファン集う

2019.4.10 20:30

目の前には平安神宮。関西圏だけでなく、沖縄、岐阜、新潟からの出店者も

(写真3枚)

京都の「岡崎公園 平安神宮前広場」(京都市左京区)で10日、『平安蚤の市』が初開催。雨が降り続くなか、古道具や骨董を目当てに幅広い世代が訪れた。

国も年代もさまざまな古道具や古着などが並び、全国の古物商許可を持つ出店者のみが参加した同イベント。商品をじっくり見定めたり、店主との会話を楽しみ、なかには数時間滞在する人も。大阪市から訪れた40代の女性は、「新たに始まるというので楽しみに来ました。今の時代にはないような品々と出合え、何に使うのかは分からなくとも、自分でその楽しみ方が見いだせるのも古いものの魅力だと思います」と、丁寧に吟味していた。

フランスやベルギーで古道具を買い付ける「melange」。ディスプレーもお店によりさまざま
フランスやベルギーで古道具を買い付ける「melange」。ディスプレーもお店によりさまざま

今回は雨のため、当初予定していた約140軒のうち半数以上が出店をキャンセルしたが、三重から訪れたネットショップ「melange(メランジュ)」オーナーの中川さんは、「人気の骨董市や蚤の市は、新規の参加が難しいので、関西で初めて出店できました。この天気なので難しいかなと思っていましたが、想像以上に人が訪れてくれてうれしいです」と笑顔で語った。

主催者である京都・東山仁王門の古道具店「soil」店主・仲平誠さんは、「海外に買い付けに行くときに蚤の市に訪れるのですが、どの国でも若い人も年輩の方もみんな楽しそうで盛り上がっている。この場所は平安神宮、美術館があり、緑もあって市民にとっての憩いの場所。文化のひとつとして地元の活性化にもなれば」と、毎月10日(8月のみ11日)開催を目指し、現時点では8月まで確定している。

『平安蚤の市』

日程:5月10日(金)・6月10日(月)・7月10日(水)・8月11日(日)
時間:10:00〜16:00 ※雨天決行、荒天中止
会場:岡崎公園 平安神宮前広場(京都市左京区岡崎最勝寺町)
料金:入場無料

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