水谷豊「僕にとって神戸は記念すべき街」

2019.4.23 10:00

左から、会田正裕、檀ふみ、小林涼子、中山麻聖、石田法嗣、テーマソングを担当した手嶌葵、水谷豊(22日、神戸市内)

(写真1枚)

3週間にわたるロケ撮影が神戸でおこなわれた映画『轢き逃げー最高の最悪な日ー』。その出演者による舞台挨拶が22日、神戸市内で開催され、監督の水谷豊、撮影監督の会田正裕、俳優の中山麻聖、檀ふみらが登壇した。

物語は、ある地方都市で起こった交通事故がテーマ。撮影に神戸の街を選んだことについて、水谷監督は「ストーリーができたときに、場所は『どこがいいですか?』とかいちゃん(会田撮影監督)に聞いたのね、そしたら神戸はどうですか?」と。「街が美しくて、撮影がやりやすいし、神戸を選んだ理由はいっぱいあるんですが、決め手はモトコー(元町高架下)を歩いていたときに、中古レコード屋に水谷豊のLPがあったことだね」と会田正裕さん。

水谷監督は、「神戸は撮影で何度も訪れた街」と言い、若い頃に「六甲山で羊を抱いたこともあるよ」とも。「僕にとって、神戸は記念すべき街になりました。人というのは追い詰められたときにどうすることがいいのか、救いは何に求めるのか、心の動きを感じとって欲しい。遅咲きの監督は、60代で映画を3本撮りたいと思っています」と語った。同映画は5月10日より公開される。

映画『轢き逃げー最高の最悪な日ー』

2019年5月10日(金)公開
監督:水谷豊
出演:中山麻聖、石田法嗣、小林涼子、毎熊克哉、水谷豊、檀ふみ、岸部一徳
配給:東映

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