浮世絵師たちが描いたネコ、大阪で特別展

2019.5.5 11:00

月岡芳年「古今比売鑑 薄雲」 個人蔵

(写真2枚)

ネコを題材にした浮世絵を集めた特別展「~国芳、広重、国貞、豊国、英泉・・・江戸・明治の浮世絵師たちが描く~ニャンダフル 浮世絵ねこの世界展」が、7月27日から「大阪歴史博物館」(大阪市中央区)で開催される。

ネズミ除けとして大陸から持ち込まれたとされ、江戸時代の頃にはすでに多くの人々の懐に潜り込み、広く親しまれるようになったネコ。浮世絵の題材にもしばしば取り上げられ、当時一大ジャンルであった美人画の片隅に登場してからは、擬人化されたり、化けネコになったりと、縦横無尽の活躍を見せた。

歌川国芳「たとゑ尽の内」 個人蔵

同展では、無類の猫好きで知られる歌川国芳をはじめ、広重、国貞、豊国、渓斎英泉ら、浮世絵師の作風の個性を楽しむとともに、人々がネコとどう関わってきたのか、また当時の人々がネコにどのようなイメージをもっていたのかを紐解いていく。

また、大阪会場特設コーナーとして、飼いネコの取り扱いに関する古文書や江戸時代の土人形の資料なども紹介される。期間は9月8日まで。観覧料は大人800円、高・大学生600円(特別展のみ)。

『~国芳、広重、国貞、豊国、英泉・・・江戸・明治の浮世絵師たちが描く~ニャンダフル 浮世絵ねこの世界展』

期間:2019年7月27日(土)~9月8日(日) ※火曜休(8/13は開館)
時間:9:30〜17:00(金曜は〜20:00)
会場:大阪歴史博物館6F・特別展示室(大阪市中央区大手前4-1-32)
料金:入場料=大人800円、高・大学生600円(特別展のみ)

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