サクラ大戦、歌劇団が京都南座で舞台化

2019.5.14 19:30

写真左から広井王子、声優の横山智佐、OSKの舞美りら、桐生麻耶、楊琳、松竹の安孫子正取締役副社長

(写真2枚)

大ヒットゲーム『サクラ大戦』から派生して生まれた舞台『海神別荘』を、大阪の劇団「OSK日本歌劇団」が今夏上演。OSKメンバーや本ゲームのクリエイター・広井王子らが13日、京都で会見をおこなった。

シリーズ累計450万本を売り上げた『サクラ大戦』は、大正時代の東京がモデルの街を舞台に、魔物たちと戦う女性中心の秘密部隊「帝国華撃団」の活躍を描いたドラマティックアドベンチャーゲーム。彼女たちの表の顔は「帝国歌劇団」の団員という設定で舞台との親和性が高く、以前声優たちがおこなったライブショーには、舞台とは縁遠いゲームマニアたちが、こぞって劇場に押し寄せたという伝説を持つ。

『海神別荘』は、海神の公子と人間の女性が恋に落ちるまでを描いた名作戯曲。広井が脚本・構成を手がけ、5周年記念公演(2001年)で初演された作品で、今回は歌を増やすなどOSK用に加筆修正をし上演する。広井は、「初演はおちゃらけて作ってしまったので、もう1回書き換えたいと思っていました。陸と海という文化の違いが衝突して、最後に解け合うという話。この時代にやっておく必要がある」と意気込む。

今回主役の公子を演じるOSKトップスター・桐生麻耶。「人間って結構あいまいに生きてるからこそ、男役を演じる歌劇が演じるのがいい」

また本作を、「表現があいまいな所があるという印象の作品」と評したOSKトップスターの桐生麻耶。「でも、人間って結構あいまいに生きてるものですし、だからこそ男役を演じる歌劇の人たちが演じるのがいいのかな」と話した。本公演は7月13日~25日に「南座」(京都市東山区)で開催。チケットは一等席8500円、二等席4500円で発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

『OSK SAKURA REVUE』

日程:2019年7月13日(土)〜25日(木)
会場:南座(京都市東山区四条大橋東詰)
料金:一等席8500円、二等席4500円
電話:0570-000-489

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