古沢良太脚本、主演の長澤まさみは「ダー子的には恋愛映画」
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「ビックリすることが最後に起きる」(長澤まさみ)
──そういう一種漫才的で、スクリューボール(予測不能、突飛)なやりとりがこの作品の魅力ですもんね。ところで今回は映画版ということで、かなり大規模な香港ロケですが。
長澤「香港はやっぱり絵が華やかになりますよね」
──香港自体が映画の土地というのもありますからね。
長澤「画面に映る物や景色が華やかで広いから、海外に飛び出たという感じがするし、日本と全然違うから、新鮮な感覚になります。撮影も楽しかったし、行ってよかったなと思います」
──いきなり全員『死亡遊戯』のトラックスーツを着てはしゃぎまくってるし。でも違和感が驚くほどない(笑)。
長澤「確かに(笑)」
東出「力を借りられるなと思いました(笑)」
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──長澤さんは今回、コン・マンの新メンバーとして加わったモナコこと織田梨沙さんとの絡みが多いですよね。
長澤「そうですね。ドラマが4カ月間あって、チームができあがっているところにひとり入ってこなければいけなかったので、織田さんはすごく大変だったと思うんですけど。監督からの演技指導にも負けることなく頑張っている姿を見て、とても逞しい子だなぁと思っていました」
小手「けっこう無茶ぶりされてましたもんね。肉まんを思いっきり頬張ってくれとか、その上で大きい声を出してくれとか」
東出「『もっと食べて!』とか言われてましたよね(笑)」
長澤「でも、画面で見るとそれが効果的になってるし、モナコという人物がより魅力的になってるから。そこは監督のこだわりの結果が出てたな、と個人的には見えました。でも、それに負けることなく、しがみつくことのできるガッツのある子だったからこそ、モナコに選ばれたのかなと思いましたね」
東出「すぐふたり、仲良くなってましたよね」
長澤「小手さんはすぐに『コテチャン』って呼ばれてましたよね、織田さんに」
東出「物怖じしないところに帰国子女感があって。タメ口だもんね(笑)」
小手「そう、タメ口!」
長澤「あれは世代じゃないの?」
東出「世代じゃないでしょう」
小手「不思議な子なんだよね」
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──確かに、新入りのくせに全然違和感がなくて、コンビネーションのなかにすんなり入っている感じがとても快かったんです。ちゃんとコン・ゲームの駒として働いてるし。
東出「一生懸命だし。新しい風でしたね」
小手「そうだね。みんな新しい風が欲しい時期だったし(笑)」
長澤「なんだ、新しい風って(笑)」
小手「五十嵐イジリはもういいでしょ(笑)」
長澤「でも、結局モナコにもいじられていたよね?」
小手「そう! 後輩が来て、ちょっと僕も先輩として厳しく接していこうと思っていましたよ。そしたら、あっという間に僕をスルーして、、ダー子・リチャード・ボクちゃんに付いていって、かなり早い段階で4対1の状況をすぐ生み出して、『くそ!』って思いましたよ」
──でも、小手さんの役って難しくて、実はゲームの地馴らし的役割なんですよね。
小手「下準備とか縁の下の力持ち的な、意外に実務はできる奴なんですよ、五十嵐は。いつも物語の途中から『あ、いたのか五十嵐』って感じだったじゃないですか。でも今回は香港ということもあって、メインのみんなと一緒にいる時間が多かったので、ちょっと新鮮でした。でも、『あれ、一緒に居過ぎないか? ちゃんと仕事はできているのか?』みたいな(笑)」
──そして今回、映画版では竹内結子さんがゲスト・キャストで、さすがの貫禄を見せてますが。
長澤「そうですね。『氷姫』とみんなが恐れる、雲の上の人のような印象を与える役じゃないですか。そういうオーラは竹内さんだから感じられたと思いますね。基本的には男気のあるすごく真面目な先輩なので、私は『姐さん、ついて行きます!』みたいな感じで(笑)。一緒にお芝居していて楽しかったですね」
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──長澤さんは三浦春馬さんと、冒頭から『コンフィデンスマンJP』にはあるまじきラブラブな親密さを見せてくれるわけですが。
長澤「同じ作品(2006年の大河ドラマ『功名が辻』)に出たことはあるんですが、ちゃんと一緒にお芝居するのは初めてです。昔はかわいい男の子というイメージだったんですが、ジェシーという役に必要な魅力をすべて兼ね備えているような大人の男性として現れて、すごく華のある方でしたね。ダー子的な意味でいうと、これは恋愛映画だと思っているので、そういう気持ちでこの映画を観ていただくと、ビックリすることが最後に起きるんじゃないかと思います。まあ、一筋縄ではいかないロマンス映画です(笑)」
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