ぼやく桂南光「若手と500円しか差が」

2019.6.20 09:00

南光は「噺家は年を重ねたほうがいいに決まっています」と余裕を見せるも、引っかかることがひとつあるという(6月19日・大阪市内)

(写真2枚)

毎年夏に開かれる落語会『米朝一門会』が、『令和夏の陣 昭和入門軍vs平成入門軍』と題して今夏も開催。6月19日に大阪市内で取材会がおこなわれ、一門を代表して桂南光、桂団朝、桂南天、桂二葉が出席した。

今年は昼に南光、雀三郎ら昭和入門軍の落語会が、夜に南天、吉弥ら平成入門軍の会が開催。昭和23年、当時桂小米を名乗っていた故・桂枝雀に入門した南光は、前身の「サンケイホール」の頃より同一門会に出演していたが、「入門した世代で分かれての昼夜公演という企画は初めてです」と声を弾ませた。

ただし世代対決については、噺家歴49年の南光と平成23年に桂米二に入門した最若手の二葉とでは、キャリアに41年の開きがあるものの、「細かいことですが、入場料金が我々昭和入門軍は5000円で、平成入門軍の若い人たちが4500円。500円の差しかないんですわ」と、ぼやく場面も。

左から昭和入門軍より桂団朝、桂南光、平成入門軍より桂南天、桂二葉
左から昭和入門軍より桂団朝、桂南光、平成入門軍より桂南天、桂二葉

とはいえ、「『VS』となっているだけに平成入門の人たちはすごく力を入れると思います。平成入門軍をよろしくお願いします!」とエールを送った南光。本公演は8月10日、「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で開催され、チケットは昼5000円、夜4500円、2公演セット8500円で発売中。

取材・文・写真/岩本和子

『米朝一門会 令和夏の陣 「昭和入門軍」vs「平成入門軍」』

日時:2019年8月10日(土)13:00〜/17:00〜
会場:サンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田2-4-9)
料金:昼5000円、夜4500円、2公演セット8500円
電話:06-6341-8888

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本