世界でひとつ、新しい「ドラえもん」展

2019.6.26 13:00

村上隆《あんなこといいな 出来たらいいな》(部分)©2017 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co.,Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

(写真6枚)

藤子・F・不二雄先生の手により1970年に誕生した『ドラえもん』。国内外で活動する28組のアーティストがそれぞれのドラえもんを表現する『THE ドラえもん展  OSAKA  2019』が、「大阪文化館・天保山」(大阪市港区)で7月12日からおこなわれる。

現代アートからは、村上隆、奈良美智、山口晃、森村泰昌といったそうそうたる面々が参加。そのほかにも、写真家の蜷川実花と梅佳代、漫画家で近年は美術活動にも熱心なしりあがり寿、アートディレクターでKAWAII(カワイイ)カルチャーの第一人者としても知られる増田セバスチャンも名を連ねる。つまり本展は、各界を代表するアーティストの表現を通して、新しいドラえもんを発見できる展覧会なのだ。

蜷川実花《ドラちゃん1日デートの巻 2017》©mika ninagawa ©Fujiko-Pro

実はこの展覧会は2002年に開催されており、今回が2度目。前回の出品作家で、その後さらなる活躍を続ける村上隆、奈良美智、蜷川実花らは新作を出品する。17年の歳月を経て時代の価値観は大きく変わったが、ドラえもんは今もみんなの心に息づいているはず。本展を通して、自分にとってのドラえもんを見つけ出してほしい。それも本展の大きなテーマである。料金は一般1500円、期間は9月23日まで。

文/小吹隆文(美術ライター)

『THE ドラえもん展 OSAKA 2019』

期間:2019年7月12日(金)〜9月23日(祝・月)※会期中無休 
時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで
場所:大阪文化館・天保山(大阪市港区海岸通1-5-10 海遊館隣り)
料金:一般1500円、高中生1200円、小学生〜4歳800円
電話:050-5542-8600(ハローダイヤル/8:00〜22:00)

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