G20大阪の会場見学会に、2千人を招待

2019.7.2 14:00

一般公開された『G20大阪サミット』の本会議場、お目当ての首脳の席に座る児童たちは大興奮(2日・大阪市内)

(写真2枚)

6月28日・29日に開催され、大きな混乱もなく成功に終わった『G20大阪サミット』。その会場の一般公開が7月2日におこなわれ、公募で集まった2000人が本会議場を見学した。

この一般公開は大阪市経済戦略局サミット協力室が企画し、ひとりでも多くのG20の会場を見てもらえるようにと1日約1000人、2日間で約2000人を招待したもの。訪れた人は、議長の安倍晋三首相やドナルド・トランプ米大統領が座った椅子に腰かけたり、記念撮影したりするなどを楽しんだ。

最初に会場を訪れたのは、G20サミット会場と同じ住之江区内の加賀屋小学校と平林小学校の6年生の児童たち。世界各国の旗がずらりと並べられた開放感のあるエントランスに足を踏み入れると、児童たちは「トランプ大統領が座った椅子どこ? ロシアを探そう!」と大興奮。報道陣に向かって、「有名人になったみたい!」と手を振る仕草も見られた。

首脳たちが集合写真を撮影した「ファミリーフォト」スペースで撮影する児童たち(2日・大阪市内)

開催前からサミット講座などで勉強し、当日はテレビなどでニュースを目にしていたという児童たち。「4連休を終えて、学校では生徒たちが変わった。ファッションデザイナーになりたい子は、貧しい人でも着られる服をデザインしたいとか、ボランティアで世界の役に立ちたいとか、世界に焦点を当てて夢を語ってくれるようになった」と、引率した教師も顔をほころばせた。

取材・写真/岡田由佳子

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