いつ発表?世界遺産決定を待つ堺市民「ワクワク」

2019.7.5 22:00

アゼルバイジャンでの審議の様子が中継で流された「フェニーチェ堺」の大ホール(5日・堺市内)

(写真2枚)

大阪初となる世界文化遺産登録が期待される「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」。その決定の瞬間を中継するパブリックビューイングが5日、「フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)」(堺市堺区)で開催され、会場に集まった堺市民が、いつ発表されるか、今か今かと待ち続けている。

堺市・羽曳野市・藤井寺市が共同で取り組み、イコモスからの勧告が5月14日に発表された「百舌鳥・古市古墳群」。6月30日からアゼルバイジャンで開催される『第43回世界遺産委員会』で審議がおこなわれており、世界各国から推薦された候補は35件。当初15番目の審議が予定されていた「百舌鳥・古市古墳群」だが、前の2カ所の審議が6日に回されたため、5日夜に決定する可能性が高まっていた。

17時の開場と同時に早々に席についた堺市在住50年以上という夫婦は、「決定までまだまだかかりそうですけど、こんな経験はないのでいくらでも待っていられそう。楽しみですね」と胸を膨らませ、堺市内の学校に通う女子中学生2人は、「世界遺産が誕生したら『堺、いいやろ』と自慢できるし、なんかお祭り気分でワクワクする」と笑顔を見せた。夜10時の時点では、8番目が審議中だ。23時までに審議されなかった場合、パブリックビューイング会場は、6日・13時から開場される。

【記事】5日には決まらず、審議は7月6日におこなわれることに

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