天牛堺書店跡、天下茶屋に待望の書店

2019.7.8 14:00

「ショップ南海天下茶屋」1階にオープンした田村書店

(写真4枚)

「天牛堺書店」の破産後から半年を経て、「ショップ南海天下茶屋」(大阪市西成区)に「田村書店 」が7月8日オープン。書店を待ちわびていた人々が、開店時から続々と訪れた。

南海電車の本線・高野線、Osaka Metroの堺筋線が走る「天下茶屋駅」は、周辺の住民だけでなく、通勤・通学時の乗り換え利用も多い駅。店長の鈴木雅之さんは、「子どもから年輩の方まで、あらゆるお客さまに楽しんでいただけるようジャンルはまんべんなく揃えています。このエリアはコミック需要が高いとのことで、従来よりも強化しております」と話す。

近隣に住む50代女性は「本屋がなくて不便でした。買い物ついでに週2回は通っていたので本当にうれしいです。オープン日なので、買いたいと思っていた本を買いに来ました」と話し、60代男性も「これまで本のために、難波や天王寺まで行っていたのでよかった。通路も広くて、きれいで見やすいですね」と、喜んだ。

大阪の北摂エリアを中心に展開する「田村書店」は現在15店舗を構えており、大阪南部エリアでは「ららぽーと和泉店」(和泉市)に次ぐ2店舗目。一部店舗では書籍・雑誌のほか、文具や古書を扱い、同店でも販売している。

今年1月に破産した「天牛堺書店」跡には、堺鉄砲町店に「大垣書店」、船場店に「槇尾古書店」、堺東の高島屋店に「丸善」が出店し、光明池店には7月12日「アバンティブックセンター」がオープン予定。他店舗に関しては異業種が入店したり、シャッターがしまったままとなっている。

「田村書店 天下茶屋店」

2019年7月8日(月)オープン
大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海天下茶屋1F
営業:10:00〜21:00
電話:06-4703-3280

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