大阪でトムとジェリー展、若い世代にも人気

2019.7.18 13:05

『トムとジェリー展』では、2匹のオブジェなども見どころ

(写真8枚)

東京では20日間で10万人を動員した展覧会『トムとジェリー展』が、「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)で7月18日にスタート。開場と同時に、幅広い世代のファンが集った。

ネコのトムとネズミのジェリーの「仲良しなケンカ」を描き、今年で80周年を迎える大ヒットアニメ『トムとジェリー』。プロデューサーの渡辺さんが「シニアのお客さまが中心と思っていたのですが、親子や若い世代が多かったのが想定外でした」と話すように、大阪の初日も20代や子ども連れのお客がじっくりと鑑賞する姿が目立った。

今回の企画展は、原画・資料約250点の展示やアニメの映像などのほか、作者のウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが凝らした工夫や、TV化のための経費削減など、2人の試行錯誤が伝わってくる内容となっている。

会場にあるフォトスポットを撮影する人々。ビリヤード玉が顔にめり込んだトムや押しつぶされたトムなどのオブジェ
会場にあるフォトスポットを撮影する人々。ビリヤード玉が顔にめり込んだトムや押しつぶされたトムなどのオブジェ

また、当時は原画やセル画も廃棄する傾向にあったそうで、「ロサンゼルスは火事が多く、燃えやすいセル画は保管しない時代でした。今回の展示は、偶然にも残っていた貴重な品々。当初のネコっぽいトムから今のトムへと変化するさま、背景などのこだわりも楽しんでほしい」と、渡辺さんは見どころを話す。

姉妹で訪れた東大阪市の20代女性は、「あちこちで見かけて、気付いたらファンになっていました。見た目もしぐさも大好きです」と、鑑賞前にお目当ての品を約1万円購入したそう。グッズ売場目的の人はほかにも多くおり、大量買いする人が目立っていた。『原始家族フリントストーン』『ヨギベア』『チキチキマシン猛レース』の作品も展示され、期間は8月19日まで。料金は一般1200円。

 

『誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ』

期間:2019年7月18日(木)~8月19日(月)
時間:10:00~20:30(最終日は18:00、最終入場は30分前)
会場:大丸心斎橋店 北館14Fイベントホール(大阪市中央区心斎橋筋1-7-1)
料金:一般1200円、3歳~小学生600円 ※小学生以下の単独入場は不可
電話:06-6271-1231

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