南大阪最大のホール、堺に10月誕生

2019.7.28 08:00

フェニックス通り沿いにあり、不死鳥という意味を込めた「フェニーチェ堺」

(写真4枚)

大阪の南大阪エリアの最大級となる大ホールを有する「フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)」が、8月1日から小スタジオや多目的室の施設利用がスタートし、10月1日にグランドオープンする。

老朽化に伴って2014年に閉館した「堺市民会館」から、新しく生まれ変わった同ホール。規模も拡大し、旧ホールは1395席あったが、大和川以南の南大阪エリアでは最大の席数となる2000席の大ホールと、312席の小ホールから構成される。

広報担当者は、「ポップス、クラシック、歌舞伎、演劇などジャンルにとらわれずに、子ども向けの公演も次々と企画していきたいと思います。少しずつ知っていただければ」と話し、今は認知度を高めるために体験ツアーなども開催。訪れた堺市の60代女性は「大阪市や豊中市までクラシック音楽を聴きに行っていたけれども、近くでも楽しめるようになるのがうれしい」と、開館を待ちきれない様子だった。

大ホール。反響を計算された壁面や天井。どの席からも観やすいように、1〜4階の席はすべて舞台から35m内になるよう設計されている
大ホール。反響を計算された壁面や天井。どの席からも観やすいように、1〜4階の席はすべて舞台から35m内になるよう設計されている

そのほか、大・小スタジオ、研修やセミナーにも使える多目的室、文化交流室、展示・ミニコンサートをおこなう交流・創作ガレリア、屋上庭園などがあり、気軽に市民が利用できる空間を目指しているという。

エントランス前には、大阪市の人気イタリアン「テアトロ ポンテベッキオ」が7月5日よりレストランをオープン。公演がはじまると利用しやすいように営業時間が変動する予定とのこと。場所は南海高野線・堺東駅から徒歩8分に位置する。

「フェニーチェ堺」

2019年10月1日(火)オープン
住所:堺市堺区翁橋町2-1
電話:072-228-0440

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