堺の新ホール、舞台裏巡る特別ツアー

2019.7.29 07:00

幕が開いて、ピンスポットを浴びる気分を体験

(写真8枚)

10月1日にオープンする「フェニーチェ堺(堺市民会館芸術文化ホール)」(堺市堺区)が、バックヤードを巡る見学ツアーを企画。オープン前だからこそ体験できる内容となっている。

第1回目が開催されたのは7月23日。堺市文化振興財団の「sacayメイト」会員の応募者から、10倍の倍率から選ばれた20名が参加。ホールの概要、舞台用語などの説明を経て、実際に大・小ホールの裏側、ピアノ庫、搬入口、スタジオなどを約1時間半かけて巡っていく。

参加者が特に歓声を上げたのは、舞台に立って合図とともに幕が開いた瞬間。ピンスポットが当てられ、普段だったら味わえないような出演者気分に。ほかにも、ピンルーム(照明室)で照明を操作したり、オケピ(オーケストラピット)に座ったりできる、貴重な体験型ツアーとなっていた。

照明室でピンスポットを舞台に当てて。ステージ上ではスタッフが動き回ってくれている
照明室でピンスポットを舞台に当てて。ステージ上ではスタッフが動き回ってくれている

参加した60代の女性は「楽器を演奏するのですが、ほかと比べてオケピが本当に広くて驚きました。こんな素敵な舞台に立てたのもうれしかったです」。また、小学校4年の娘と楽しんだ40代女性は、「すでに『ディズニー・オン・クラシック』のチケットも入手していて、娘も息子も演劇が好きで今後の演目も楽しみです」と、ホールのオープンを喜んでいた。

今回のツアーを企画した担当者は、「普段であれば入れない場所を見たり、いろんな角度から『フェニーチェ堺』を知っていただき、本番を観たいと思っていただければ」と語った。『体験ツアー〜見せます!!ホールのウラガワ〜』の次回は9月3日・11日に開催される(それぞれ応募締め切り異なる)。詳細は公式サイトにて。

「フェニーチェ堺」

2019年10月1日(火)オープン
住所:堺市堺区翁橋町2-1
電話:072-228-0440

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