駅名変更もまだややこしい、梅田エリア

2019.7.30 22:00

2019年10月1日以降の大阪駅・大阪梅田駅の周辺地図

(写真1枚)

沿線外の客や訪日客にとってわかりやすいよう、10月1日に阪急梅田駅と阪神梅田駅の名称が「大阪梅田駅」に変更する。それでも、まだまだ分かりづらいのが梅田駅事情だ。

JR大阪駅と梅田駅が同エリアにあることを周知するため、阪急・阪神電車がともに「大阪梅田駅」にすると7月30日に発表。SNS上では「変えなくてもいいのでは」「JRを梅田駅に変更しては」「これで同じエリアと分かるようになった」と、さまざまな意見が飛び交っている。

大阪人や近畿圏の人にとってはさほど影響がないと思われる、今回の名称変更。ただ、近畿圏外の人にとっては、別のエリアに位置すると思ってしまいがちだった大阪駅、梅田駅問題は避けられることだろう(大阪駅で「阪急梅田駅に」とタクシーの運転手に伝えて、乗車拒否に合うなんて悲運も)。

ただ、「Osaka Metro」の御堂筋線は梅田駅のまま。新幹線の新大阪駅を降りた人々が、JRを利用すれば大阪駅に、御堂筋線を利用すれば梅田駅に到着することを考えると、やはり勘違いしてしまう可能性は存分に残っている。

また、阪急と阪神のどちらの大阪梅田駅なのか。そして、「大阪に行こ」ではなく「梅田に行こ」と言う大阪人の習性はおそらく消えないことを考えるとまだまだ大阪・梅田問題は続きそうだ。

今回の駅名変更にともなって10月1日に、阪急電車の京都線・河原町駅は「京都河原町駅」に。宝塚本線・箕面線の石橋駅は「石橋阪大前駅」に。阪神電車の鳴尾駅は「鳴尾・武庫川女子大前」に、沿線の活性化をはかるために新駅名となる。

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