ゴスペラーズ黒沢、大阪でカレーをハシゴ

2019.8.4 11:30

「ガネーシュN」(大阪市北区)では、迷わずエッグマサラをトッピングする黒沢さん

(写真8枚)

──3軒目は、夫婦で営む間借り系カレー。ハラペーニョで自分流に。【ナップオフ】 

「ナップオフ」のサバと豆のカレーと塩豚スリランカ風カレーのあいがけ(950円)

黒沢「サバの旨みがうまく効いてますね。塩豚もちゃんとコクが出ています。マスタードシードがポイントかもしれない。酸味の使い方がかなりうまいですね。酸味はスパイシーなカレーのキモになってきますからね」

カフェバー「エスケイプ」に間借り中の夫婦店。黒沢さんのチョイスは、サバと豆のカレーと塩豚スリランカ風カレーのあいがけ(950円)。「スパイスが粒立ちというより全体としてまとまってるなぁ。ナンプラーのサラダもいい!」。別添えのハラペーニョで自分好みの辛さにして完食。

──4軒目のカレーは定食的ひと皿。ゆえにおかずが大充実【定食堂 金剛石】

「定食堂 金剛石」のポークビンダルー(900円)に台湾風の煮卵トッピング

黒沢「アチャールがあり、サブジがあり。流行のカレーは、確かに定食的なんです。そこを自覚しているのがめずらしい。まず、ダルがすごい旨い。ビンダルーはマイルドで、いわゆるポークカレー的な旨さもある。恐れ入りました、また絶対来たい」

黒沢さんのオーダーは、ポークビンダルー(900円)に台湾風の煮卵トッピング。豆乳ダル、キャベツのポリヤルなどがおかずだ。「ん? スリランカカレーに少し近いかも。混ぜてもそれぞれの味をつぶさないし、定食としてしっかり考えられてる。うん、これはめちゃくちゃ旨い!」。「カレーってインドやスリランカでは定食のようなもの。定食屋をやりたかったんです」と店主もにっこり。

このあと、大阪間借りカレーの最右翼「谷口カレー」(大阪市中央区)に行くも、残念ながら満席で・・・。

「谷口カレー」のトビラを開けるも、満席で残念な黒沢さん。「また来る理由ができました」

──黒沢さん、大阪スパイスカレー、いかがでしたか?

「あらためて奥行きを感じましたね〜。もはやニューウェーブじゃない! すでに歴史があるというか定着している。スパイスカレーが街に共有されていると思いましたね。今日の4軒には味の背骨がばっちりあるし、スパイスやカレーの捉え方がしっかり個性になってると感じました。でもさ、歩ける距離にこんな店がたくさんあるって、大阪の人はホント幸せだね〜」

ミーツ・リージョナル9月号特集「大阪スパイスカレーII」(2019年8月1日発売)より出典 写真/岡本佳樹

『Meets Regional(ミーツ・リージョナル)9月号』

2019年8月1日(木)発売
昨年夏の同特集から1年。オリジナリティ溢れるスパイシーなカレーが、まだまだ増えています。どれだけ進化したのか、どれだけ拡散したのかをさらに追求。また、完売の昨年記事を再録。大盛り、特盛り、今年も大阪スパイスカレーがホットです! 特別定価600円(税込)

『Meets Regional(ミーツ・リージョナル)9月号』

「ガネーシュN」
住所:大阪市北区天満宮1-10-18
営業:11:30〜16:00(売り切れ次第終了)※月・水曜休

『Meets Regional(ミーツ・リージョナル)9月号』

「北浜 丁子」
住所:大阪市中央区東高麗橋5-3
営業:11:30〜15:00、18:00〜21:00(月〜金曜)※日・祝休

『Meets Regional(ミーツ・リージョナル)9月号』

「ナップオフ」
住所:大阪市中央区瓦町1-1-6 escapé内
営業:11:30〜16:30 ※木曜休

『Meets Regional(ミーツ・リージョナル)9月号』

「定食堂 金剛石」
住所:大阪市中央区瓦屋町1-8-25 ハイツ松屋町1F
営業:11:30〜14:00、18:30〜21:00(火曜は〜16:00)※水曜休

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本