中学生は入場不可、シュールな造形アート

2019.8.12 07:00

作品「FACE TO FACE」

(写真4枚)

1980年代のハリウッド映画界で、特殊メイクの技術で活躍した日本人アーティスト、スクリーミング・マッド・ジョージの回顧展が、9月16日まで「大阪芸術大学スカイキャンパス」でおこなわれている。

本展では、サルバドーレ・ダリの作品と遭遇して以来、ダリ信者となった彼が62歳になるまでに携わってきたさまざまなアートを一堂に展示。「ポルターガイスト2」や「エルム街の悪夢4」「ゴーストハンターズ」などハリウッド映画で制作した特殊メイクのデザイン画やメイキング写真が見られる。

作品「超原人」

また、マリリン・マンソン、オジー・オズボーン、デュランデュランらのミュージックビデオやレコードジャケットでほどこした特殊メイクの写真や、永井豪原作の「デビルマンレディー」の特殊メイクとフォトマニピュレーションで大胆にアレンジした写真集からの大判プリント作品、X JAPANの東京ドーム公演ステージのメイキングもパネルで紹介される。

さらにマッド・ジョージが大阪芸術大学の客員教授に就任してから制作を始めた最新作は、音や錯覚センサーによるアニマトロニックスなど、アートサイエンス的な要素も含まれた体験型の作品となっている。会場では、「海洋堂」とのコラボによるオリジナルグッズも販売、限定のフィギュアは見ものだ。料金は一般1000円、高校生は無料。

同展によると、「性的、グロテスク、暴力的な表現が含まれている作品があることから、中学生以下は入場不可。これら表現が苦手な場合も年齢にかかわらず入場はおすすめしません」と注意を促している。

『スクリーミング・マッド・ジョージ展 特殊幻視覚アートショー』

期間:2019年8月10日(土)〜9月16日(月)※月曜休(8/12・9/16は開館、8/13休館)
時間:11:00〜19:00(入場は18:30まで)
会場:大阪芸術大学スカイキャンパス(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス24F)
料金:一般1000円、高校生無料 ※中学生以下入場不可
電話:06-6654-5557

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