ソプラノ歌手・田中彩子「過去の私に物申したいぐらい大変(苦笑)」

2019.8.19 21:00

『KYOTO AIR LOUNGE』に出演した田中彩子(19日・α-STATIONスタジオ)

(写真1枚)

ソプラノ歌手の田中彩子が8月19日、FM京都・α-STATIONの番組『KYOTO AIR LOUNGE』(月〜木曜・16時)に登場。自身の音楽遍歴などについて語った。

ピアノの鍵盤の端から端まで出るという超高音の歌声をもつ田中は、ソプラノの超絶技法「コロラトゥーラ」の歌い手としてヨーロッパで注目を集め、最近では日本のドキュメンタリー番組やバラエティ番組などにも出演。「美しすぎるソプラノ歌手」としても話題だ。

2019年には、雑誌『Newsweek日本版』で「世界が尊敬する日本人100人」にも選出された田中。「大変光栄で、ありがたいことです」と謙遜しつつ、「クラシックの世界が、正統なものを守りつつも、新しい世界が広がればいいなと思っていて、そんななかで私も新しいものにチャレンジしていけたら」とコメント。

その挑戦の一端がうかがえるのが、9月25日発売の3rdアルバム『Vocalise』。「コロラトゥーラという超絶技巧に、どんな可能性があるだろうか考えていて。楽器にも超絶技巧というものがあって、ニコロ・パガニーニのバイオリン曲やフランツ・リストのピアノ曲などがそうなんですが、すごく技術が必要で。簡単にいうと音符がいっぱい(笑)。それを声で挑戦してみようと思って、選曲しました」と解説する。

ただ、あまりの難しさに「練習のときに、『うぅ、これは。なんちゅうもんを・・・』と、過去の私に物申したいくらい大変だったんですけども(苦笑)、やりがいはありました」と振りかえった田中。同アルバムを携えてのリサイタルは、10月22日に大阪「いずみホール」(大阪市中央区)で予定されている。

α-STATION『KYOTO AIR LOUNGE』

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