フェス主宰の小籔千豊「コヤソニは地元の居酒屋です」

2019.8.27 18:00

音楽フェス『KOYABU SONIC』主宰の吉本新喜劇座長・小籔千豊

(写真4枚)

「フェスに行ったことない奴が作ったら、こうなった」(小籔千豊)

──それはブッキングに関してもですか?

そうです。僕自身が出てもらいたいアーティストにオファーします。今年出ていただく日向坂46さんも、世間的には唐突感があるかもしれないですけど、東京で『HINABINGO!』(日本テレビ)って番組を一緒にやってるんですよ。

あとは僕がバンドを始めてから勉強のためにYouTubeばっかり観てるんですけど、そこで「めっちゃスゴい!」と思ったバンドに声かけたりして。ライブに行きたいけど、仕事でムリ。じゃあ、『コヤソニ』に来てもらおう、って感じで。僕が観たいアーティストばかり集めたソニックです。

イベント2日目(9月15日)に出演が決まった日向坂46

──今となっては、主催者の顔がもっともよく見えるフェスとも言えます。

やっぱり、そこをはっきりさせないと、大きなプロジェクトはうまいこといかないと思っていて。僕がやりたいと言ってやってることなので、責任は全部僕です。どこまで責任がとれるかわからないですけど、僕がそう言わなあかんなと。なんとなく付けた変な名前の『コヤブソニック』ですが、今となっては責任の所在がはっきりするんでよかったかなと。

──そして、『コヤソニ』といえば、音楽とお笑いの融合です。出演アーティストの転換中に芸人が登場する、という「繋ぎ」のレベルじゃなくて、もはや同列で楽しめるという。

これはたまたまです。初めてやったとき、僕はフェスに行ったことなかったから、フェスがどんなんか分からん。イベントと言ったらMCが必要。で、友だちにおもろい奴いっぱいおるねんから、ネタもやってもらうでしょ。ぐらいに思ってたら、スチャダラさんが「これ、めっちゃ新しいぞ!」って。

「芸人が転換をつなぐフェスなんて見たことない」って。「そうなんですか? 転換中、お客さんは退屈ちゃいますの?」って聞いたら、よそのフェスはそうやと。フェスに行ったことない奴が作ったら、こうなったという(笑)。

左上から時計回りに、池乃めだか、中川家、笑い飯、千鳥

──今年のラインアップも超豪華です。『コヤソニ』といえばの池乃めだか師匠をはじめ、中川家、麒麟、ロバート、笑い飯、ダイアン、とろサーモン、千鳥、霜降り明星ら、人気芸人がこぞって出演します。

芸人の目利きに関しては、そのへんの店より自信はありますから。ただ、安いギャラで売れっ子たちに申し訳ないと思ってるんですけど、アーティストが芸人を観て喜んでくれてるんですよ。スチャダラさんも言うてました、「中川家、ヤバイな」って(笑)。

みなさん、テレビで観てるでしょうけど、ぜひ中川家を生で観てもらいたいです。いっこ上の先輩なんですけど、生・中川家はえぐいですから(笑)。

『KOYABU SONIC 2019』

日程:2019年9月14日(土)・15日(日)・16日(祝・月)
時間:10:30〜
会場:インテックス大阪 5号館・4号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)
料金:1日券=大人8500円、子ども2000円、ほか

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