独・ハンブルク市長「大阪の将来明るい」

2019.8.28 17:30

姉妹(友好)都市提携30周年共同宣言(案)に署名した大阪市の松井一郎市長(右)とハンブルク市のピーター・チャンチャー市長(28日・大阪市役所)

(写真2枚)

大阪市の姉妹都市・ハンブルク市(ドイツ)のペーター・チャンチャー市長ら約50人が28日、「大阪市役所」(大阪市北区)を表敬訪問。30周年となる姉妹都市提携を祝うと同時に「あらゆる分野でさらに交流を深めていきたい」と宣言した。

両市は1989年5月に友好都市を提携して以来、経済や文化、スポーツ、学術などあらゆる分野で活発な交流を続けてきた。また、『G20大阪サミット』前には、2017年の開催都市だったハンブルクを表敬訪問。意見交換もおこなった。

チャンチャー市長は「30周年を非常にうれしく思う。G20が地方であるハンブルク、大阪を選んだことは、経済力、重要性などが認められたということ。今回は政治、経済など、さまざまな分野の方を連れてきた。これは大阪との交流が非常に意味のあるものであるという証」と伝えた。

約50人の大所帯で来日したハンブルク市のピーター・チャンチャー市長を、職員総出で出迎えた大阪市の松井一郎市長(28日・大阪市役所)

これに対し松井市長も、「これからもハンブルクとの交流を深めることに大きく期待したい。来月、私自身もハンブルクを訪問する。15年前にドイツを訪れたときはビールがおいしかった」と伝えると、会場からは笑いが起こった。

歓談でチャンチャー市長は、直前に訪れた大阪城について「何百年も前に立てられた大阪城からモダンで近代的な大阪の町並みが見えた。伝統を大切にしながらも、経済や技術などで先端を行く大阪を象徴する風景を見て、大阪は明るい将来を迎えられると思った」と大阪のこれからについての期待を語った。

取材・写真/岡田由佳子

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