天竺鼠・川原、個展に挑む真剣な姿に密着

2019.9.3 19:00

インタビューを受ける天竺鼠・川原(写真提供:MBS)

(写真2枚)

芸人やアスリートの「もうひとつの才能」に注目したドキュメンタリー番組『OFLIFE(オブライフ)』(MBS)。9月3日の放送回では、芸歴15年、『キング・オブ・コント』で3度の決勝進出を果たした実力派コンビ・天竺鼠の川原克己に密着する。

天竺鼠のボケ担当・川原が持つもうひとつの顔とは、アートディレクター。奇想天外な発想の絵の数々、不思議な世界観のショートストーリーで綴られた絵本『ららら』、人気ブランド「ポテンヒット」など、見た人の想像力をかきたてる不思議な川原ワールドは、芥川賞作家の又吉直樹も高く評価。年末年始には東京で個展も開かれ、大成功をおさめた。

鹿児島県で生まれ育った川原がアートに目覚めたのは、コンビ結成当時のこと。最初の頃の単独ライブで、舞台袖のパネルにお菓子を並べて別のお菓子の字を描いたところ、「自分でも好きだし、結構好評だった。それが最初の作品かな」という。大先輩で新喜劇の島田一の介は、川原の独特な発想や物の見方に「ほんまに変な奴や。人間違う。宇宙人」とほめ言葉を贈る。

大阪での個展『大きなMaenomeri展』(8月30日〜9月8日)が決定した際、川原は「会場を見てインスピレーションで何をやろうか決めようと・・・」といい、7月に会場を下見に訪れた。個展会場は、劇場と違って、一方通行ではなく、空間をみんなで体感してもらえる場所だといい、それを川原は「(自分の)脳みそのなかをみんなが歩いてる」と表現する。

長い筆で絵を描く天竺鼠・川原克己(写真提供:MBS)

個展開催10日前。多くのキャンバスはまだ真っ白。ブルゾンちえみから誕生日にもらったという水彩色鉛筆で、川原は絵に彩色を施していく。アートを生み出すとき1番に考えるのは、「自分自身が第三者として見たときに、嫉妬するような作品」を作ることだという。天竺鼠・川原が個展に挑む姿に密着し、その独特な感性に迫る。この模様は9月3日・深夜1時59分から放送される。

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