嵐電に、北斎を乗せた「走る美術館」登場

2019.9.9 07:00

「嵐電 MUSEUM TRAIN『走る美術館』」の車体デザイン

(写真3枚)

2019年10月、京都市右京区にオープンする「福田美術館」をテーマとしたラッピング列車『嵐電 MUSEUM TRAIN「走る美術館」』が、10月1日から嵐電・嵐山本線などで運行される。

所蔵作品をあしらったラッピング列車には、葛飾北斎が描いた躍動感ある『大天狗図』(1839年)や、与謝蕪村による『猛虎飛瀑図(もうこひばくず)』(1767年)、薄明かりのなかで女性が書を読むさまを描いた上村松園の『長夜(ちょうや)』(1907年)といった作品の画像が配置。名画の数々を電車に揺られながら鑑賞することができる。

運行するのは、四条大宮駅から「福田美術館」の最寄り駅「嵐山駅」までを結ぶ嵐電・嵐山本線と、嵐電・北野線。通常ダイヤ内で不定期に運行され、2020年1月13日まで走る予定だ。

「100年続く美術館」をコンセプトに掲げる「福田美術館」は、「美術に詳しくない方が見ても、感動を与えられるような」作品群をセレクトした美術館。尾形光琳などの琳派や、狩野山雪など狩野派、さらに江戸絵画から近代の名画まで約1500点のコレクションが所蔵されるという。

『嵐電 MUSEUM TRAIN「走る美術館」』

期間:2019年10月1日(火)〜2020年1月13日(祝・月)
区間:嵐電・嵐山本線、北野線
※通常ダイヤ内で運行

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