梅田で「何食べ」展、ドラマの世界を再現

2019.9.5 16:30

『きのう何食べた?展』開場と同時に訪れた人々(4日・梅田ロフト)

(写真12枚)

西島秀俊と内野聖陽が主演を務めたドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の展覧会が4日、「梅田ロフト」(大阪市北区)で開幕。初日は友人同士や夫婦など幅広いファンが訪れ、ドラマのほっこりとした世界観と同様に、会場でも穏やかな時間が流れた。

西島演じる筧史朗(シロさん)と、内野演じる矢吹賢二(ケンジ)のカップルの食卓を通して、 あたたかくてやさしく、ときにほろ苦い人生の機微を描いた同ドラマ。登場人物のキャスティングをはじめ、ダイニングやキッチンといった美術セットなど、よしながふみの原作をリスペクトして丁寧に再現され、原作ファンからも高く評価された。

そんな再現度の高さを体感してもらいたいと、同展では原作の複製画とドラマの場面写真や映像を並べ、比較できる展示が企画された。各話の監督の撮影エピソードや、美術担当による「針ネズミTシャツ」の誕生秘話なども明かされ、キャスト・スタッフからの作品への愛もひしひしと伝わってくる空間となっている。

原作の複製原画と場面写真を見比べながら。シロさん&ケンジ以外の登場人物も再現率が高いのがわかる(4日・梅田ロフト)

そのほか、第2話でいちごジャムのトーストを食べるシーンを再現したドラマの舞台セット(親切に家電の詳細も)や、実際に使用されたペアリングなどの小道具も展示され、来場者はシロさん&ケンジの日常を垣間見ながら静かにゆっくりと鑑賞。大阪会場ではセットのソファに実際に座ることができるが、この日は「畏れ多い」と撮影だけする人が多かった。

シロさんの机も再現。その日の日付が表示されており、まるでシロさんとケンジの日常に入り込んだよう(4日・梅田ロフト)

最後に、約15分もある平和なメイキング映像を見終えると、シロさん御用達のスーパー「中村屋」を再現したグッズ売り場が登場。「針ネズミ」アクリルキーホルダーといった新商品を含め、展覧会限定グッズが多数並ぶ。入場料は前売800円、当日1000円(特典付・30分ごとの時間指定入場)。期間は9月29日まで。

『きのう何食べた?』展

期間:2019年9月4日(水)〜29日(日)
時間:11:00〜21:00(入場は閉場の30分前まで、最終日〜18:00)
※30分毎の時間指定入場
会場:梅田ロフト 4階イベントスペース(大阪市北区茶屋町16-7)
料金:前売り800円、当日1000円(特典付) ※未就学児無料

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