阪急VS阪神、デパ地下戦争の舞台裏とは

2019.10.15 19:30

阪急百貨店の敏腕担当者の話を熱心に聞く出演者ら 提供:MBS

(写真2枚)

グルメバラエティ『水野真紀の魔法のレストラン』(MBS)の10月16日の放送で、関西を代表する2大百貨店「阪急百貨店」と「阪神百貨店」(ともに大阪市北区)の知られざる因縁が明らかになる。

今回の放送は、食の敏腕担当者が「正直ウチにも欲しい!悔しい!」と思うライバル店の商品ベスト5を激白する人気企画で、全国2位の売り上げを誇る「阪急うめだ本店」と、食品が売り上げ全体の5割を占める「阪神梅田本店」のデパ地下グルメが対決する。

阪神の担当者が「悔しい」と名前を挙げたのが、阪急の新店「アトリエうかい」。箱も中身も宝石箱のような「映えクッキー」は、開店1時間前から大行列という人気ぶり。その阪急ではさらにタルト専門店「タルティン」が10月に新登場。双子の姉妹をイメージしたパッケージがかわいいと連日完売の人気店だが、そこで阪神の担当者から爆弾発言が。

「実はこのお店、前に阪神の催事に出店していただいて、大評判だったんです・・・」。その後、常設店として誘致に動いたが、決まったのは阪急だったという経緯が判明する。レギュラー出演者のロザン菅に「10対0で盗塁すなよ!」とツッコまれた阪急の担当者だが、「取ってやろうという気はまったくなかったのですが、貪欲に行かないと・・・ね?」と王者の本音をのぞかせた。

対する阪神で、阪急の担当者を悔しがらせた新店が「普門庵」(京都市東山区)。京都の清水寺参道にある和菓子店で、なかでも注目の品は、本わらび粉を使った上質なわらび餅を箱いっぱいに流し込み、きな粉と黒蜜をかけて食べる「福わらび」。阪急いわく、通常百貨店で売られている高級わらび餅は1500円程度するが、この商品は800円(税別)。「手土産にぴったり。贈られる側にも、贈る側にも喜ばれる。うらやましい」。そして「絶対に集客が見込めるのが清水ブランド。どこの百貨店も欲しがる。非常に悔しい!」と重ねた。

実は、阪急がそこまで悔しがるのは以前、この人気店は阪急の催事に出店したことがあったが、常設店舗として口説き落としたのは阪神だったとのこと。2007年に経営統合した両社だが、食の大阪を舞台に、しのぎを削るガチのライバルであり続けていることが改めて明らかに。この模様は10月16日・19時から放送される。

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