ガンダムの生みの親・富野由悠季の世界展

2019.10.18 07:00

『機動戦士ガンダム』©創通・サンライズ

(写真10枚)

『機動戦士ガンダム』などの名作で絶大な人気を誇るアニメーション監督、富野由悠季(1941〜)。彼の業績を回顧する世界初の展覧会が「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で12月22日までおこなわれている。

小中高校生時代の絵画や大学生時代の8ミリ映画、初めて演出を手掛けた『鉄腕アトム』に始まり、彼の名を不動にした代表作『機動戦士ガンダム』と『伝説巨神イデオン』、1970年代に手掛けた『海のトリトン』『勇者ライディーン』、『無敵超人ザンボット3』などの作品が続き、最後は現在も劇場版の制作が進む最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』で幕を閉じる。

富野由悠季『機動戦士ZガンダムIII−星の鼓動は愛−』

展示物は、富野自身が描いた絵画、絵コンテ、構想メモなどのテキストに加え、アニメーターやスタッフによるセル画、美術設定、キャラクター設定、イラスト、名場面を抜粋した映像などで、総数は約3000点も。また、映像をすべて見るには約4時間が必要で、その壮大な規模からも本展の特別さが伝わるだろう。同時に、アニメーション制作にどれだけ多大な労力とマンパワーが必要なのかも分かるはずだ。

『富野由悠季の世界−ガンダム、イデオン、そして今』

期間:2019年10月12日(土)〜12月22日(日)※月曜休(11/4開館、11/5休館) 
時間:10:00〜18:00(金土〜20:00)※入場は閉館30分前まで
会場:兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
料金:一般1400円、大学生1000円、高校生以下無料 
電話:078-262-0901(代)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本