京都国際映画祭、西本願寺で華々しく開幕

2019.10.17 17:30

「三船敏郎賞」に選出された俳優・中井貴一(17日・京都「西本願寺」)

(写真7枚)

今年で6回目となる『京都国際映画祭』。そのオープニングセレモニーが17日、京都の世界遺産「西本願寺」(京都市下京区)でおこなわれ、委員長の中島貞夫監督をはじめ、「三船敏郎賞」に選出された中井貴一や上方落語の大御所・桂文枝ら、数多くのゲストが登場した。

「僕らの小さい頃は、映画全盛の時代。我々も映画が盛り上がるお手伝いをしたい」と語ったのは文枝。同じく西川きよしも、「若い頃は、映画・テレビに出させてもらうことが夢でした」と、映画という特別な存在について語った。

会場となったのは、京都の世界遺産「西本願寺」。初参加となった俳優・津田寛治は、「初めてお邪魔しまして。日本の伝統のある、格式高い場所で映画祭をやっている感じがドキドキします。素晴らしいです」と感無量の様子。

左から、中村伊知哉実行委員長、故津川雅彦さんの娘・真由子さん、中島貞夫名誉実行委員長(17日・京都「西本願寺」)

また、同映画祭で牧野省三賞を受賞した故・津川雅彦さんの代理で登場した娘の真由子さんは、「私のひいおじいちゃんである牧野省三の90回忌に、この賞をもらえると。今日、父のマネージャーだった事務所の社長とお墓参りをして報告してきました」と、喜びの表情を浮かべた。

さらに、同映画祭ならではのアート部門をプロデュースするおかけんたは、女子プロレスラーの安納サオリ(アクトレスガールズ)やアディスティ・ザラ(JKT48)らとともに参列。「アートの幅を広げながら、笑顔で楽しめるような映画祭にしたい」と意気込んだ。同映画祭は10月20日まで、京都市内各所でおこなわれる。

『京都国際映画祭2019』

日時:2019年10月17日(木)〜20日(日)

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