金剛寺が重文に、知事「歴史的価値高い」

2019.10.21 22:30

国の重要文化財指定について語る大阪府・吉村洋文知事(21日・大阪府庁)

(写真1枚)

18日、国の重要文化財に指定された、大阪・河内長野市にある「金剛寺伍仏堂」や「摩尼院」。大阪・吉村洋文知事は21日におこなわれた囲み取材(大阪府庁内)で、「国内外の人に知ってもらいたい」と語った。

文化庁の文化審議会の答申(18日)で、重要文化財に新たに指定された建造物は9件。「金剛寺」には数多くの国宝・重要文化財があり、境内の江戸時代中期に建立された建物が群をなして維持されていることが高い評価を受けた。「摩尼寺」は「金剛寺」境内に所在する子院で、すでに指定されている書院と一体の価値を有することで保護を図るという。

府にとっては、ユネスコ世界遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」に続く喜ばしいニュース。南大阪出身の吉村知事は、「南大阪には歴史的価値の高い場所がたくさんあり、日本が世界に誇れる観光資源がたくさんある。そういったものを一体化して国内外のみなさんに発信できる仕組みをぜひ、地元の市町村と協力しながら広げていきたい」と語った。

取材・写真/岡田由佳子

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