イニエスタ選手、日本酒CMに「光栄」

2019.10.28 21:00

記者発表会に出席したアンドレス・イニエスタ選手(右)と、「菊正宗酒造」の嘉納治郎右衞門社長(28日・神戸市内)

(写真1枚)

2018年に「ヴィッセル神戸」に移籍したアンドレス・イニエスタ選手が、神戸の老舗酒造メーカー「菊正宗」(本社:神戸市東灘区)のアンバサダーに就任。28日、神戸市内でおこなわれた記者発表会に登場した。

アンバサダー就任のきっかけとなったのは、2019年1月に公開されたスペイン人向け日本観光キャンペーン。日本政府観光局などの企画でイニエスタ選手が「菊正宗」の酒蔵を訪れ、PR動画が公開されるとSNS上では「似合いすぎて本物の杜氏さんに間違えられそう」「イニエスタ日本酒似合う」など好意的な声が上がっていた。

同社の嘉納治郎右衞門社長は、イニエスタ選手のアンバサダー就任について「菊正宗と(イニエスタ選手が)組んだらいいのに、というお客さまの声もありました。ご自身もワイナリーをお持ちで、お酒に関する造詣も深い方なので伝統文化としての日本酒にも関心を持っていただけた」とコメント。「技術だけでなく、彼の人柄には世代と性別を超えたファンがいる。20代・30代のファンも多い」と、若い世代への認知も期待しているようだ。

アンバサダーとなったイニエスタ選手は、同社の日本酒商品「しぼりたてギンパック」のCMに出演する。発表会に登壇した同選手は「撮影は楽しくできました。サッカーのユニフォームの方が慣れていますが、この法被も悪くない」とにこやかに撮影をふりかえった。

さらに「日本人でない自分が、日本を代表するような会社のアンバサダーとして関われることは素晴らしいこと」と、リスペクトを込めて語った。同CMは28日から放送されるほか、特設サイトにはメイキング映像も公開されている。

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