小川菜摘「自分も無我夢中で育児をした」

2019.11.2 15:00

オーナー役の小川は、男子寮の男たちが奮闘する育児体験の様子を見守る

(写真2枚)

大阪の劇団「空晴(からっぱれ)」の代表作『ボクのサンキュウ。』が今秋、大阪・東京で上演。ゲスト出演する小川菜摘が、本作に関連して自身の育児を振りかえった。

赤ちゃん人形を相手に育児体験する、男子寮での奮闘を描いた本作。男性ばかりのなか紅一点の小川は、彼らの様子を見守る寮のオーナーを演じる。

長男であるベーシストのハマ・オカモトら2人の子どもを育てた小川菜摘。その経験が活かされたかと思いきや、「それは逆です。今回は、あまり母性を出しちゃいけない役なんですよ。だから稽古では、『お母さんが出ちゃってますよ』って注意されます」と打ち明ける。

本作の作・演出家を務める岡部尚子は、「とはいえ、それがまったくないのもダメなんです。隠してるけど知らずしらずにじみ出る、母性のエキスみたいなものを感じ取りたい」と期待を寄せる。

小川は、「だから子どもがいる・いない関係なく、女性が誰しも持ってる母性みたいな部分をうまくにじみ出すことが今の課題」と受け止め、舞台に立つ。

舞台『ボクのサンキュウ。』で男子寮のオーナーを演じる小川菜摘
舞台『ボクのサンキュウ。』で男子寮のオーナーを演じる小川菜摘

一方で、「でも、若い子たちがワチャワチャと子育ての練習をしている姿を見ていると、自分も無我夢中で育児をして、大変だったけど楽しかったな・・・って、俯瞰する瞬間があります。それでジーンとしちゃうんですよね、すごく」とも。

「自分がしゃべってない間は、つい親の目になっちゃうんですよねえ」と苦笑いして見せた小川。やはり、思わず母性があふれ出てしまうようだ。

大阪公演は10月30日から11月5日まで、「HEP HALL」(大阪市北区)にて。チケットは一般4000円、22歳以下3500円、高校生以下2000円で発売中。当日券あり。

舞台 空晴プロデュース『ボクのサンキュウ。』

日程:2019年10月30日(水)〜11月5日(火)
会場:HEP HALL(大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F)
料金:一般4000円、22歳以下3500円、高校生以下2000円(当日はそれぞれ500円増)
電話:070-1773-3232(空晴)

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