京都・知恩院で、お坊さんによるフェス開幕

2019.11.2 17:00

三味線×法話の「変わりダネ法話」に集まる人々(1日・知恩院 宝沸殿)

(写真8枚)

京都「知恩院」(京都市東山区)で、「お坊さんに会いに行こう!」を合い言葉とするイベント『知恩院 秋のライトアップ2019』が11月1日からスタート。初日は若い女性やカップル、海外観光客を含む幅広い層が訪れた。

ライトアップ企画のひとつとして開催される南無&ピースな浄土宗フェス『おてつぎフェス2019 ーHAND TO HANDー』には、過去最多40人のお坊さんが参加。知恩院のお坊さんバンド・ぽくぽくすまいる(11/2・16・30)、浄土宗・天台宗という宗派を超えて結成されたブレイクダンスユニット・廻天坊主(11/4)によるパフォーマンスが披露される「坊主・オン・ザ・ステージ」や、ギターや紙芝居を使った「変わりダネ法話」など、ユニークな手法で念仏の教えを伝える。

知恩院のお坊さんバンド・ぽくぽくすまいる(写真は過去開催時の様子)

同フェスの企画を担当する知恩院僧侶・磯部孝造さんは、「ちょっと奇抜な企画が多いですけど、まずお寺に来てもらうことが大事。実際に来てもらえたら法話が聞けたり、我々の思いが伝わるかなと思うんです。若い世代の方に『なんだかお寺じゃないみたい、行ってみたいな』と思うきっかけになってもらえたら」と話す。

期間中は国宝「御影堂」「三門」、宮崎友禅ゆかりの庭園「友禅苑」など境内各所がライトアップ。知恩院所蔵の国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」を基に作成された「方丈庭園」(京都市指定名勝)は9年ぶりに夜間特別公開される。

日本最大級の木造二重門である国宝「三門」など境内各所がライトアップ(1日・知恩院)

2018年に開催された際にSNSで話題となった、ライトアップの風景を撮影し投稿する「ナムい!フォトコンテスト」も開催中。期間は12月1日まで(おてつぎフェスの日時は公式サイトにて)。料金は大人800円、小中学生400円。

『知恩院 秋のライトアップ2019』

期間:2019年11月1日(金)〜12月1日(日)
時間:17:30〜21:30(21:00受付終了)
会場:知恩院(京都市東山区林下町400)
料金:大人800円、小中学生400円

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