神戸市立博物館で、ザビエル像ほか名品展

2019.11.6 07:00

日本帝国図 A.レランド 1715年

(写真5枚)

約2年間のリニューアル工事を経て、11月2日にオープンした「神戸市立博物館」(神戸市中央区)。それを記念し、同館所蔵の名品展が、12月22日までおこなわれている。

作品数は約150点にのぼり、「考古・歴史」「古地図」「美術」の3部門で構成されている。「考古・歴史」では、国宝『桜ヶ丘銅鐸・銅戈群』や『源平合戦図屏風 一の谷合戦図』のほか、幕末から明治を伝えるさまざまな資料が見られる。

重要文化財 南蛮屏風 狩野内膳 桃山時代、16世紀末~17世紀初頭 池長孟コレクション ※前期展示(11/2~11/24)

「古地図」では、16世紀から19世紀の日本地図、世界地図が展示されており、江戸時代に伊能忠敬が測量した「沿海地図」など見応えのある資料が目白押しだ。

「美術」では、重要文化財の3点である「泰西王侯牙図屏風」「四都図・世界図屏風」「南蛮屏風」が並び、圧巻(「南蛮屏風」の公開は11月24日まで)。また2階のコレクション展示室では、有名な「聖フランシスコ・ザビエル像」も見られる。

1階が入場無料になり、有料エリアでも高校生以下は無料、毎週土曜は夜9時まで開館と、以前より身近で使いやすくなった「神戸市立博物館」。神戸のランドマークとして、これまで以上の活躍が期待される。料金は一般1000円。

取材・文/小吹隆文(美術ライター)

『リニューアル記念 神戸市立博物館名品展 まじわ る文化、つなぐ歴史、むすぶ美』

期間:2019年11月2日(土)~24日(日)、11月26日(可)〜12月22日(日)※会期中に展示替えあり、月曜休 
時間:10:00~17:00(土曜日~21:00)※入館は閉館30分前まで
会場:神戸市立博物館(神戸市中央区京町24)
料金:一般1000円、大学生500円、高校生以下無料
電話:078-391-0035

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