みんぱく所蔵の「世界のかわいい衣装」展

2019.11.13 06:30

上着(スロバキア)国立民族学博物館蔵

(写真5枚)

「かわいい」をキーワードに選んだ衣装の展覧会『国立民族学博物館コレクション 世界のかわいい衣装』が、「阪急うめだ本店」の「阪急うめだギャラリー」(大阪市北区)で、11月13日からおこなわれる。

といっても、ファッションブランドの展覧会ではない。「国立民族学博物館」(大阪府吹田市)の所蔵品より、1920年代から現在の世界各地の衣装、約120点を紹介するものだ。

手袋(アメリカ)国立民族学博物館蔵

世界にはさまざまな衣装がある。それらは土地の気候や風土を反映しており、その社会や文化のなかで育まれたものだ。鮮やかな色彩、地域独特の文様、形や着方があり、織り、 染め、刺繍、レースといった手仕事を見て取れる。そこには知恵や創意工夫、技術が凝縮されており、土地に根付いた人々のプライドが込められている。

本展では、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニア、アフリカの衣装を紹介。現代のおしゃれの参考になるものもあれば、「これ、どうやって着るの?」と戸惑うものもあるだろう。そうした衣装を楽しみながら、世界の文化や我々のファッションに思いを馳せてみよう。会期は11月25日まで、料金は一般600円。

文/小吹隆文(美術ライター)

『国立民族学博物館コレクション 世界のかわいい衣装』

期間:2019年11月13日(水)~25日(月)※会期中無休  
時間:10:00~20:00(金土曜~21:00、最終日~18:00)※入場は閉場30分前まで 
会場:阪急うめだ本店9F阪急うめだギャラリー(大阪市北区角田町8-7)
料金:一般600円、学生400円、小学生以下無料 ※小学生以下の入場は保護者の同伴が必要
電話:06-6361-1381

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