京都のMKタクシー、チンアナゴが相乗り

2019.11.11 20:00

MKのネクタイをつけたチンアナゴが乗車する『チンアナタクシー』

(写真2枚)

「チンアナゴの日」である11月11日から、チンアナゴのぬいぐるみが助手席に乗る『チンアナタクシー』が、「MKタクシー」(本社:京都市南区)で運行開始された。

「京都水族館」と「MKタクシー」の連動企画として登場した『チンアナタクシー』。京都市内を走るMKタクシーのうち「チンアナゴ ご乗車中」というステッカーが貼られた3台だけ、全長約85cmのチンアナゴのぬいぐるみが相乗り。その記念として同館の入場料が割引になる特典付きの「特別相乗り感謝カード」が進呈されるという。

◆MKタクシーの朝礼に「チンアナゴ」も出席

MKタクシー担当者は、「ただぬいぐるみを乗せるだけで終わることはしたくなくて。せっかくチンアナゴが乗ってくれるおもしろい機会なので、MK専用のネクタイを巻き、MKで働いているように見せる工夫などを考えました。これによりSNSや実際の運行にもストーリー性が生まれますし、ドライバーや営業所でもチンアナゴに対して、おそらく少しくらいは仲間意識が生まれます」とコメント。

以前、オオサンショウウオのぬいぐるみが乗車する『オオサンタクシー』が運行されたことがあり、その際も「オオサンショウウオが朝礼に一緒に出ていたので、今回、チンアナゴも一緒に朝礼に出ていると思います」と、社内一丸となって取り組んでいるという。

発案した京都水族館の担当者は、「本来お客さまが座られるはずのお席をひとつ取ってしまうという点から、お受けしていただけないのではないかと不安はありました。ですがMKさんが、運転手がミラーを確認できるようにぬいぐるみの角度を微妙に変えたり、少し大きいミニバンで運行することで4人は確実に乗れるよう調整してくださったりしたことで、無事実現することができました。多くの方にチンアナゴの日を知っていただくきっかけにつながればと考えております」と意気込む。

◆3/8000台で超レア!?

『チンアナタクシー』は、京都府のMKタクシーだけだと約3/870台だが、京都全体(京都市と京都市より南)のタクシーと考えると約3/8000台となるので、見かけるだけでも難しく、乗車できたらかなりラッキー。ドアやフロントガラスにもチンアナゴの装飾を施した特別仕様のタクシーとなっているので、京都に訪れる際には要注目だ。予約・指定は不可。期間は12月1日まで。

『チンアナタクシー』

期間:2019年11月11日(月)〜12月1日(日)
時間:7:30〜18:30(走行する営業所により異なる)
場所:京都市内を拠点としたエリア

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