シットキングス、目指すは「踊る新喜劇」

2019.11.23 20:00
(写真3枚)

「いろんなダンスの壁を取り払っていきたいなと思う」(shoji)

──手を振るというあの動きも、ダンスなんですね。

kazuki「曲に乗って体を動かしたらもうダンスですから。ダンスは昔から溢れてるんですよね」

Oguri「人間は、音に対して体を動かして発散したいっていう気持ちがあると思うんです。でもそれが『ダンス』という言葉になると急に難しく感じてしまう。体を揺らすだけでもダンスになる。その概念がもっと、身近になったらいいなと思うんです」

shoji「多分日本って、盆踊りなど『一緒に踊る』ということに対しては、すごく寛容だと思うんですよ。だから簡単な振付だとみんな喜んで一緒にやってくれる。でも、急に海外からストリートダンスが入ってきて、ステージで『かっこいいだろ』って踊るのを見て、『これは見るものなんだ』って壁ができちゃったんだと思うんですよね」

──なるほど。

shoji「なので僕らは『かっこいいだろ』というのもあるんですけど、みんなで何も気にせずめちゃくちゃでいいから、『踊ってて楽しいよね』みたいな空間を作りたい。そういう意味でいろんなダンスの壁を取り払っていきたいなという思いはありますね」

──体を揺らしたり、手拍子したり、声を出したり。

shoji「でも関西での公演は、ツッコミが起きたりするんでおもしろいんですよ!」

──え、そうなんですか?

Oguri「1列目のお客さんとか普通に話しかけてきたりしますよ(笑)。なんでやねんとか言われるよね」

shoji「本当に良いなと思いますね。これまで舞台なのにそういったコミュニケーションが取れてたので、ライブになったらどうなるんだろうって、すごく楽しみ」

NOPPO「しゃべって爆笑してツッコむみたいな。新喜劇みたいな感じだよね」

shoji「ほんとに! シットキングスもそういう意味で『踊る新喜劇』みたいになりたいですね」

結成12年のシットキングス。「4人でずっとバカみたいなことでずっと笑ってる。自分たち良いなって思う」と笑うshoji(左)

──「踊る新喜劇」、いいですね。なんだか一気に親しみやすくなりました。今回のライブはクリスマスがテーマですよね。

NOPPO「クリスマスの曲で踊りたいよねというところから始まったライブなので、そういうところもちゃんとありつつ、芝居だったり本当にいろんな要素が入ってるので、楽しいと思います。あのワクワクする気持ちをみなさんと堪能したい」

shoji「激しいもの、楽しいもの、セクシーなもの、シットキングスのダンスがAからZまで見られると思います。これまでいろんなアーティストの振付や演出をさせてもらって、10何年かけていろんなところから吸収したものがすべてギュッと集約された、今のシットキングスじゃないと見られないライブになるんじゃないかな。初めての人も絶対に楽しませます!」

「初めての人も思いっきり堪能できるシッキンのエンターテインメントをぜひ!」と話すシットキングス(左からshoji、Oguri、kazuki、NOPPO)

大阪公演は12月17日・18日、「クールジャパンパーク大阪 WWホール」(大阪市中央区)で開催。料金は7300円(全席指定・4歳以上チケット必要、3歳以下入場不可)。全公演ソールドアウトしたため、機材席開放によるチケット追加販売中。

s**t kingz ダンスライブ『メリーオドリマX'mas』

日程:2019年12月17日(火)・18日(水)
時間:19:00〜
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(大阪市中央区大阪城3-6)
料金:7300円(全席指定)
※4歳以上チケット必要、3歳以下入場不可
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション)

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