紅ゆずる、宝塚で培った「自分のアンテナ」

2019.11.26 22:00

「紅ゆずるの新しいところを発掘してやらなければ! ぐらいの気持ちで来ていただければ」と紅

(写真3枚)

宝塚歌劇団に18年間在籍、抜群のコメディセンスなどを発揮した元星組トップスター・紅ゆずる。来年2月開催のファーストコンサート『紅‐ing!!』で、退団後初の舞台に挑むことになり、25日、大阪の会見で意気込みを語った。

男役だった紅が、女性としても表現してゆく進化系のライブ。紅はこれまで「バーへ行くなどして、葉巻の吸い方、グラスの持ち方など(男性を)すごく見ていました」と、常に男役目線で研究。「横にいる女性はどうしていたのか分からず、両方見ておけばよかった!」と言って取材陣を笑わせる。

再スタートについては、「私自身ドギマギしているように、応援してくださるファンの方も新たな変化に、この人どう変わっていくんだろう、というところがあると思います」と話し、「新しい私と、懐かしさ、2つを感じていただける曲を歌えたらと思います」と構想。

そして、記者から「ドレスは予定していますか?」と尋ねられ、「どうでしょう!? 自分がやりたいことと、お客さまが受け止めてくださることは把握しているつもりなので」と、微笑みながら切り返した。

「自分が育った大阪の血を存分に活かし、色々な番組に出たいです」と、バラエティにも意欲的な紅ゆずる
宝塚歌劇専門チャンネルの番組などで共演を重ねた「紅5」。近々メンバーで集まる予定で、「熱い想いが爆発しそう」と笑う

自身の武器になるものは、ハプニングがあっても機転を利かせるアドリブ力だと明かし、「やはりお客様を笑わせたい、楽しませたいという思いから、ここでこうしたらおもしろいだろうなというアンテナがあるので。その自分の感性を活かしていきたいです」と、生き生きと語った。

紅がリーダーを務めるユニット「紅5(くれないファイブ)」のメンバーや、宝塚OG、男性キャストが出演する今コンサートは、「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)で2月6日~9日に上演。その後、「東京国際フォーラム ホールC」(東京都千代田区)で2月13~15日に上演。チケットはS席11000円ほか、1月11日発売。

取材・文/小野寺亜紀

『紅‐ing!!』

日程:2020年2月6日(木)~9日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席11000円、A席7500円、B席5500円
電話:06-6377-3800

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