京阪によるチャレンジ、京都の新商業施設

2019.12.9 06:00

京都高島屋南側に位置するGOOD NATURE STATION

(写真10枚)

京阪グループによる商業施設「GOOD NATURE STATION(グッド ネイチャー ステーション)」(京都市下京区)が、12月9日開業。レストラン、カフェ、ホテル、ショップを通じ、環境に配慮した取り組みやライフスタイル提案をおこなっていく。

場所は、2013年に取得した「京都高島屋」(京都市下京区)の南側の敷地。京阪祇園四条駅から5分、阪急河原町駅から2分という好立地。「信じられるものだけを、美味しく、楽しく。人も地球も元気にする「GOOD NATURE」なモノ・コトが集まる場所」をコンセプトとする同施設を、「京阪ホールディングス」(大阪市中央区)と「ビオスタイル」(京都市下京区)が運営する。

「京阪ホールディングス」の加藤好文代表取締役は、「今までのようなありきたりの商業施設ではなく、次の世代に残せるものを。地球にやさしく、環境に配慮し、安心安全をテーマに、地域や社会に貢献する施設になれるよう企画いたしました。オーガニックなどをキーワードに、ビルまるごとで新しい生活スタイルを提案していきたい」と新たな挑戦について語っている。

1階にあるGOOD NATURE MARKET。有機栽培の野菜や自然食品などを中心に販売。カフェも併設
1階にあるGOOD NATURE MARKET。有機栽培の野菜や自然食品などを中心に販売。カフェも併設

今回のために、原材料の土作りから手がけるコスメブランド「NEMOHAMO(ネモハモ)」、無添加のレトルト食品「SIZEN TO OZEN(シゼン ト オゼン)」を立ち上げるほどの力の入れよう。また、テイクアウト用のパッケージには、紙や木製素材を使用し、ホテルではアメニティは歯ブラシやヘアブラシなどはあえて常備せず、施設内に生ゴミ処理機を設置して農作業の肥料として再利用するなど、細部にまで徹底している。

同ビルは、1・2階はレストラン・カフェ、食物販の「EAT(イート)」、3階はヘッドスパやサロン、植物由来のコスメが並ぶ「CARE(ケア)」、4〜9階は生態リズムに合わせた照度・光のリズムを調整したホテルの「STAY」の3エリアに大きく分かれている。今後は生産者によるイベントや、昔ながらの製法で作られる調味料や食材を使ったワークショップも予定。また、隣接する「京都高島屋」とも協力関係を結び、3階に歩行者用通路を設けて接続している。

「GOOD NATURE STATION」

2019年12月9日(月)オープン
住所:京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318-6  1F
営業:店舗により異なる
電話:075-352-3714

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