ハルカスにストリートピアノ、自由に演奏

2019.12.14 18:00

ピアノはヤマハのアップライトピアノ「LovePiano4号機」で、イラストは、イラストレーターの立川恵一さんによるもの

(写真3枚)

日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)に、12月13日からストリートピアノが期間限定で登場。突如街なかに現れたピアノに、道ゆく人は思わず立ち止まって演奏を聞いたり、写真を撮るなど楽しんだ。

ストリートピアノとは、だれでも演奏できるよう街なかに設置されたピアノのこと。海外で多く見られ、日本でもここ数年で少しずつその存在が認知されるようになってきた。今回は「ヤマハ」(本社:東京都港区)による「LovePiano(ラブピアノ)」が準備され、気軽に触りたくなるよう、かわいいイラストでデコレーションされている。

初日の13日には、早速2歳の男の子が初めて本物のピアノを体験。演奏後には拍手が送られるなどストリートピアノの醍醐味を味わっていた。そのほかにも演奏する人が現れると、その音に釣られて人が集まり、聴くだけでなく携帯のカメラでムービーを撮影するなどして、突如始まったコンサートで賑わった。

お母さんと買い物に来た2歳の男の子。初めて本物のピアノに触れてご満悦(13日・大阪市内)

「ヤマハ」は2017年からストリートピアノ事業を開始し、これまでに全国30カ所以上で展開。関西では過去に西宮、伊丹、なんばで企画し、今回のあべのハルカスで4カ所目になるのだそう(2019年12月18日~26日は「京都高島屋」でも予定)。

担当者の山下有美子さんは、「ピアノを弾いていたけど辞めてしまった人に戻ってきてもらいたいと思って始めたことでした。しかし、弾く人だけでなく聞く人にも大きく影響があり、1台のピアノを通してたくさんのコミュニケーションや物語が発生しているようです。みなさんの交流の場になればうれしい」と話す。

21日の13時半〜と15時〜はクリスマスコンサートも開催予定。ストリートピアノの設置は地下1階「時計の広場」で、12月29日まで。利用可能な時間は10時〜20時半。

取材・写真/野村真帆

『あべのハルカス LovePiano』

期間:2019年12月13日(金)〜29日(日)
時間:10:00〜20:30
場所:あべのハルカス B1「時計の広場」(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本