関西初の『デザインあ展』、滋賀で行列

2019.12.15 08:00

家族連れのほか、カップルや友人と訪れる人など老若男女が企画展を楽しんだ

(写真5枚)

NHKの番組から企画された展覧会『デザインあ展 in SHIGA』が12月14日から、「佐川美術館」(滋賀県守山市)でスタート。開館前から約50組が並ぶほど人気となった。

NHK Eテレの人気番組『デザインあ』のコンセプトをもとにした同展。2013年に東京・六本木で22万人を動員し、2018年から富山、山梨、熊本を巡回しており、今回が関西初の開催となっている(今後は長崎、新潟を予定)。

「観察のへや」を含む3つのセクションで構成された館内に40のデザイン作品が展示され、「みる」「考える」「作る」をテーマにデザインを体験できる。地域性を活かした企画もあり、滋賀では、信楽焼きのたぬきをデッサンするコーナーも。こちらは公式サイトに連動して掲載されるため、一番人気となっていた。

信楽焼きのたぬきを真剣にデッサンする人々
信楽焼きのたぬきを真剣にデッサンする人々

県内から子どもと訪れた30代の夫婦は、「東京で人気の展覧会だと聞いて、ずっと行ってみたかったので、地元の美術館に来てくれてうれしい。子どもと一緒に楽しめるのがいいと思う」。また、東京の60代の女性3人組は「『名は顔をあらわす』という展示に、夢中になっちゃった。楽しすぎてスマートフォンを置き忘れたくらいよ」と年代を問わず、楽しんでいた。

「普段はお客様が並ぶことは少ないのですが、人気の展覧会なので混雑するかもしれませんね」とスタッフは語り、週末や冬休み中は特に多くの人が訪れそうだ。朝9時半から17時まで。一般1000円ほか。

取材・写真/中河桃子

さがわきっずみゅーじあむ展示イベント『デザインあ展 in SHIGA』

期間:2019年12月14日(土)~2020年2月11日(火)
※月曜、12/31、1/1、1/14休(1/13、2/10は開館)
時間:9:30~17:00
会場:佐川美術館(滋賀県守山市水保町北川2891)
料金:一般1,000円、高校生600円、中学生以下無料(保護者の同伴が必要)
電話:077-585-7800

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