「マイバッグやエコ家電を」大阪が新計画

2019.12.20 08:00

市が掲げる具体的な取り組み例(12月18日・大阪市役所)

(写真3枚)

大阪市は12月18日、SDGs(持続可能な開発目標)を果たす新たな『大阪市環境基本計画』を策定したことを発表。松井市長は、「1人ひとりが自分のこととして捉えてほしい」と訴えた。

1995年に同計画を策定し、地球環境問題に積極的に取り組んできた大阪市。今後は、世界の国と地域が協力し、21世紀後半に温室効果ガス実質ゼロを目指す『パリ協定』を見据え、環境改善に向けた具体的な数値目標に取り組む。

同計画には、ごみ処理焼却量を2018年に93万トンだったのを2025年に84万トンに減らすことや、温室効果ガス排出量を2030年には2013年よりも30%削減させるなどが明記。

松井市長は、「目標の実現には1人ひとりが環境問題を自分のこととしてとらえることが大切。マイバッグ・マイボトルの携帯や、エコカー・エコ家電など環境に配慮した製品を選択して購入するなど、普段の生活で実施できることを自らやってもらいたい」と語った。

今後、市では府と広域的な連携を図りながら、ごみの削減や地中熱の活用などを促進。出前講座や環境イベントなどで環境問題への意識を高め、行動するきっかけづくりを進めていくという。

取材・文・写真/岡田由佳子

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